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2007年01月21日(日)

『エターナル・サンシャイン』を観たよ。

 なになに? 全然ぴんとこないんだけど。

『エターナル・サンシャイン』
原題:"ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND"
2004年・アメリカ・107分
監督・原案:ミシェル・ゴンドリー
製作:アンソニー・ブレグマン スティーヴ・ゴリン
製作総指揮・原案・脚本:チャーリー・カウフマン
製作総指揮:デヴィッド・ブシェル ジョルジュ・ベルマン 他
原案:ピエール・ビスマス
撮影:エレン・クラス
編集:ヴァルディス・オスカードゥティル
音楽:ジョン・ブライオン
出演:ジム・キャリー ケイト・ウィンスレット
   キルスティン・ダンスト イライジャ・ウッド
   マーク・ラファロ トム・ウィルキンソン 他

 ラクーナ医院へ行けば、依頼人が希望した特定の記憶をひと晩で消してもらえる ― 喧嘩別れしたばかりの恋人・クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が自分に関する記憶を消したと知ったジョエル(ジム・キャリー)は、自身の脳内からもクレメンタインの記憶を消去してもらおうと決意して……。

 ものすごく評判がよくてファンも多い作品だとは百も承知なので、けなすのは気が退けるというか恐ろしいのだけれど……。いや、けなしたいわけではなくて、「なにがよいのか、私にはまったくわからなかった。共感できなかった」というだけ。その理由は簡単。「記憶を消してくれる会社(病院)」なんて、(とりあえず、私が生きている現在には)ありえない。想像がつかない。即ち、リアリティがない。加えて、「たとえ現実味が感じられなくてもいい! 素晴らしい物語だった!!」と拍手したくなる実感が、私には全然得られなかった。そういう要素を発見できなかった。なぜなのかは、わからない。相性が悪かった、としか言えないのだろうな。また、共感をそそられたキャラクターも、ひとりとしていなかった。

 チャーリー・カウフマンが脚本を書いた『マルコヴィッチの穴』や『ヒューマンネイチュア』が、私は結構好き。『ヒューマンネイチュア』の監督はミシェル・ゴンドリー。「面白かった!」と喝采したくなったのを、よく憶えている。しかし、あの2作はいずれも、シニカルでシュールなコメディ。喜劇の非現実性なら、まあまあ受け入れられる。しかし、『エターナル・サンシャイン』は恋愛映画。コメディ要素もあるけれど、それ以前に恋愛映画。誰にどう言われようが、私にとってこの違いはものすごく大きく、また、ラヴ・ストーリィは「リアリティたっぷりに共感できてなんぼ」なのだ。しつこくて申し訳ないが、私にとっては。この作品の細かいところを見れば、「恋につきものの、『現実的な』意地や葛藤や幸せ」がちりばめられているということはよくわかるけれど、「記憶を消してくれる施設=自分が生きている世界にありえない施設」が大前提として存在している限り、自身の感受性を委ねる気分になれなかった。かなり早い段階で思いきり冷めて、終始退屈しながら観ていたから、エンド・ロールが流れ始めたときには、正直、ほっとした……。

 巧いよね、ジム・キャリー。コメディ俳優としてのイメージが強い彼だけれど、とってもとても演技派でもある。『トゥルーマン・ショー』や『マン・オン・ザ・ムーン』、『マジェスティック』に『ブルース・オールマイティ』、主演を務めたジムのシリアス性が印象的だったからこそ、それらの作品も記憶に強く残っている。映画を気に入ったかどうかは、別としても。

 ケイト・ウィンスレット、じんわりと味わい深くもエキセントリックなヒロインを見事に演じていた。キルスティン・ダンスト、今作では可愛い。イライジャ・ウッドも美味しい役どころ。

 そう、俳優陣はよかった。わかりやすくて個性的な物語でもあった。しかし、私にはぴんとこなかった。心の琴線に触れてきてくれなかった。私、冗談の通じない人間だし、融通もたいして利かないし。それだけ。

観た日:2007年1月20日(土)@自宅にてDVD

↓参考↓
エターナル・サンシャイン@映画生活
「エターナル・サンシャイン」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

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