『日本沈没』(2006年度版)を観たよ。
『日本沈没』(2006年度版)
参考:日本沈没@映画生活 日本沈没-FLiXムービーサイト
2006年・日本・135分
監督:樋口真嗣
プロデューサー:中沢敏明
エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉
原作:小松左京
脚本:加藤正人
撮影監督:河津太郎
編集:奥田浩史
音楽:岩代太郎
VFXプロデューサー:大屋哲男
出演:草なぎ剛 柴咲コウ 豊川悦司 大地真央
及川光博 福田麻由子 吉田日出子 他
潜水艇を使用した深海調査に従事する田所博士(豊川悦司)や操縦士の小野寺(草なぎ剛)たちは、地殻変動よって日本列島全域がわずか1年後に沈没する、という事実をつきとめる。政府の危機管理担当大臣(大地真央)はあらゆる対策を講じるが、間断なく起こる大地震によって、列島の被害はとどまるところを知らなかった。そんな折、消防庁のレスキュー隊員として働く玲子(柴咲コウ)と小野寺は出逢う。最悪の未来が迫り来る中、ふたりは惹かれ合っていくが……。
有名な『日本沈没』だけれど、原作も、前作映画も、テレビ・ドラマも、私は知らない。なので、私にとっては今作が『日本沈没』初体験。そうそう、音楽を担当なさった岩代太郎さん、「最近、どこかでお名前を見た気がする……」となんとなく記憶が疼いてプロフィールを調べてみたら……、『テニスの王子様』(実写版)の音楽をなさっていたかただったわ。
さて……、どう言ったらよいものか。率直な感想は、「全然おもしろくなかった」。
CGとVFXの違いすら説明できないようなデジタル無知の私だけれど、そんな私の目で見ても、この作品の映像技術がとても優れているんだろうなぁ、ということは、まあ、わかる。ただ、テクニック的に素晴らしそうなその映像、私には「すごくリアルな天気予報」みたいにしか見えなかった。
「日本列島沈没」が題材になっている映画だから、日本列島の全景がしょっちゅう映像として出てくる。私の目にはそれが、とても詳細な衛星写真のように映ってしまったものだから、「なんか、数分おきに天気予報見せられてる気分」と、早い段階で結構辟易しちゃった。いや、もちろん、「天気図」みたいなそれら以外にも、高技術が駆使された映像はたくさんあったんだよ。日本の観光名所や有名なランド・マークが、大地震によって次から次へと倒壊していったりとか、ね。でもって、それらには確かに、「うっわぁぁぁ……」と背筋を寒くさせられた。私、地震をなにより恐れているところもあるからさ。
とはいえ、「なんだよ、金のかかった天気予報かい」っていう第一印象は、最後まで拭えなかったわけで。
SFやパニック・ムービーというジャンルともともと相性がよくないせいもあったのだろうが、ひたすら退屈でたまらなかった。キャラクターの人物描写や人間関係も薄っぺらにしか思えなくて、つい失笑。あまり詳しくは書かないけれど、私が最も嫌悪するたぐいの家族愛と人間愛が主軸になっていたのもあって、げんなりしながら観ていた、というのが本音。
なので、草なぎさんと柴咲さんが繰り広げた深みに乏しいラヴ・ストーリィにも、「はあ、そうですか」としか言えないような感じだったのだけれど、彼らがクライマックスで演じたとあるシーン(おそらく、この映画の中でも最大の見せ場のひとつ)は、とてつもなくありきたりであったにもかかわらず、ロマンティック好きの私は不覚にも少々感動してしまった。主題歌
試写日:2006年6月26日(月)@中野サンプラザ

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