ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2006/05/29 00:05 『終わりで始まりの4日間』を観たよ。
「つまんない映画だなぁ」と思いながら観ていたんだけど、じわじわと効いてきた。
『終わりで始まりの4日間』
原題:"GARDEN STATE"
参考:終わりで始まりの4日間@映画生活
2004年・アメリカ・103分・日本劇場未公開
監督・脚本・出演:ザック・ブラフ
製作:ダン・ハルステッド ゲイリー・ギルバート 他
製作総指揮:ダニー・デヴィート ステイシー・シェア 他
撮影:ローレンス・シャー
編集:マイロン・カースタイン
音楽:チャド・フィッシャー アレクシ・マードック
出演:ナタリー・ポートマン ピーター・サースガード
イアン・ホルム メソッド・マン 他
ロスアンジェルスでウェイターをしているアンドリュー(ザック・ブラフ)の本業は俳優。しかし、出演作には乏しく、なかなか芽が出ない。やる気や気力といったポジティヴなパワーをすっかり失っている彼は、あるとき、故郷のニュージャージーへ9年ぶりに里帰りした。母親が急な事故で亡くなったため、その葬儀に参列して、数日間郷里に滞在したのである。少々乱暴だがどこか憎めない旧友のマーク(ピーター・サースガード)らと怠惰につるんでいたアンドリューだが、頭痛に悩まされて訪れた病院で出逢ったサマンサ(ナタリー・ポートマン)という女性と、刺激的で楽しい時間を共に過ごすようになり……。
どうも編集がよくないというか、テンポが悪いというかで、のらりくらりだらだらと話が進んでいくものだから、始まってからしばらくのあいだは非常に退屈だった。物語がなにを目的としているのか一向にわけがわからないし、アンドリューやマークのだらしなくて煮え切らない生活態度にはいらいらさせられるし、ヒロインのサマンサもエキセントリックな不思議ちゃんすぎて、登場当初はいまいち共感できないし。
ただ、映画が後半に突入して、アンドリューの無気力さを説明しうる過去のトラウマが明らかになったり、マークが男気あふれる活躍をしたり、サマンサの心の優しさや秘密が見えてきたりすると、人間ドラマ的には俄然おもしろくなった。センチメンタルで胸の芯に響く、ハート・ウォーミング・ストーリィだったんだ、と判明した。
しかし、判明するのが遅すぎた。もったいないなぁ。だって、「うわ! これ、いい話じゃん……!」と思ったら、すぐエンド・ロールみたいなもんなんだよ。
かなり天然系の役どころではあれど、ナタリー・ポートマンが「そこら辺にいそうな普通の女の子」を演じるのって、結構珍しいんじゃないだろうか。細かいウェーヴのかかったミディアムのヘア・スタイルはあんまり似合ってないかも、って個人的には思ったけど、カジュアルな衣装やナチュラルな表情はかわいかったし、今更言うことでもないけど、やっぱり演技が巧い。
主人公の友人を演じたピーター・サースガードの、毒気の薄さが印象的だった。いや、決してシンプルな役柄ではないのだけれど、ピーターというと「眼力が強烈で、妖しい雰囲気がぷんぷん」というイメージが私にはあるから、「ちょっとだらしなくて悪ぶってる青年」っていうこの作品での役どころは、彼にしてはライトな感じで新鮮だった。そして、それもまた魅力的だった。
監督・脚本・主演を務めたザック・ブラフは、『ブロークン・ハーツ・クラブ』(ごく普通のゲイの日常を自然に描いた、とてもリアリティに満ちている映画。お勧め)などに出演していた俳優さん。『終わりで始まりの4日間』は彼の初監督作品で、まだ(と表現してよいものか。私と同い年……)31歳。上手な作品とは私には感じられなかった今作だけれど、物語の雰囲気や、人物の性格描写の味わいには、最終的に好感が持てたから、これからもちょっと気にしておきたい人だな、って素直に思った。
観た日:2006年5月28日(日)@自宅にてDVD

観た作品
『終わりで始まりの4日間』
原題:"GARDEN STATE"
参考:終わりで始まりの4日間@映画生活
2004年・アメリカ・103分・日本劇場未公開
監督・脚本・出演:ザック・ブラフ
製作:ダン・ハルステッド ゲイリー・ギルバート 他
製作総指揮:ダニー・デヴィート ステイシー・シェア 他
撮影:ローレンス・シャー
編集:マイロン・カースタイン
音楽:チャド・フィッシャー アレクシ・マードック
出演:ナタリー・ポートマン ピーター・サースガード
イアン・ホルム メソッド・マン 他
ロスアンジェルスでウェイターをしているアンドリュー(ザック・ブラフ)の本業は俳優。しかし、出演作には乏しく、なかなか芽が出ない。やる気や気力といったポジティヴなパワーをすっかり失っている彼は、あるとき、故郷のニュージャージーへ9年ぶりに里帰りした。母親が急な事故で亡くなったため、その葬儀に参列して、数日間郷里に滞在したのである。少々乱暴だがどこか憎めない旧友のマーク(ピーター・サースガード)らと怠惰につるんでいたアンドリューだが、頭痛に悩まされて訪れた病院で出逢ったサマンサ(ナタリー・ポートマン)という女性と、刺激的で楽しい時間を共に過ごすようになり……。
どうも編集がよくないというか、テンポが悪いというかで、のらりくらりだらだらと話が進んでいくものだから、始まってからしばらくのあいだは非常に退屈だった。物語がなにを目的としているのか一向にわけがわからないし、アンドリューやマークのだらしなくて煮え切らない生活態度にはいらいらさせられるし、ヒロインのサマンサもエキセントリックな不思議ちゃんすぎて、登場当初はいまいち共感できないし。
ただ、映画が後半に突入して、アンドリューの無気力さを説明しうる過去のトラウマが明らかになったり、マークが男気あふれる活躍をしたり、サマンサの心の優しさや秘密が見えてきたりすると、人間ドラマ的には俄然おもしろくなった。センチメンタルで胸の芯に響く、ハート・ウォーミング・ストーリィだったんだ、と判明した。
しかし、判明するのが遅すぎた。もったいないなぁ。だって、「うわ! これ、いい話じゃん……!」と思ったら、すぐエンド・ロールみたいなもんなんだよ。
かなり天然系の役どころではあれど、ナタリー・ポートマンが「そこら辺にいそうな普通の女の子」を演じるのって、結構珍しいんじゃないだろうか。細かいウェーヴのかかったミディアムのヘア・スタイルはあんまり似合ってないかも、って個人的には思ったけど、カジュアルな衣装やナチュラルな表情はかわいかったし、今更言うことでもないけど、やっぱり演技が巧い。
主人公の友人を演じたピーター・サースガードの、毒気の薄さが印象的だった。いや、決してシンプルな役柄ではないのだけれど、ピーターというと「眼力が強烈で、妖しい雰囲気がぷんぷん」というイメージが私にはあるから、「ちょっとだらしなくて悪ぶってる青年」っていうこの作品での役どころは、彼にしてはライトな感じで新鮮だった。そして、それもまた魅力的だった。
監督・脚本・主演を務めたザック・ブラフは、『ブロークン・ハーツ・クラブ』(ごく普通のゲイの日常を自然に描いた、とてもリアリティに満ちている映画。お勧め)などに出演していた俳優さん。『終わりで始まりの4日間』は彼の初監督作品で、まだ(と表現してよいものか。私と同い年……)31歳。上手な作品とは私には感じられなかった今作だけれど、物語の雰囲気や、人物の性格描写の味わいには、最終的に好感が持てたから、これからもちょっと気にしておきたい人だな、って素直に思った。
観た日:2006年5月28日(日)@自宅にてDVD

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茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり〜 2006/11/23 Thu 12:32
A+ 面白いA ↑A−B+B 普通B−C+C ↓C− つまらない『評価』 B+(演技4/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計34)『評論』想像し
ハサウェイのシネマ!シネマ!シネマ! 2006/10/13 Fri 12:01
こんにちは、ブラペです。映画DVD『終わりで始まりの4日間』を見ました。感想
映画DVD 『シビれるこの一本』 2006/08/08 Tue 23:36
「GardenState」とはニュージャージー州の愛称のことです。またまた邦題が。。。。。でも「ガーデン・ステート」じゃ誰も見ませんもんね。(笑)ロサンゼルスで役者を目指すアンドリューは母が溺死したため、故郷のニュージャージーに9年ぶりに戻る。父や学生時代の仲間と..
シネマうさぎ 2006/06/06 Tue 09:00
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