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2005年11月23日(水)

『雪崩』(伴奏付き上映)を観たよ。

 第6回東京フィルメックスでの〔特集上映:映画大国スイス1920's〜1940's〕にて。

『雪崩』(伴奏付き上映)
原題:"VISAGES D'ENFANTS"
1923年・フランス/スイス・69分
監督・脚本:ジャック・フェデー
原作:ディミトリ・ズーバロフ
撮影:ルイ・アンリ・ビュレル ポウル・パルグェル
出演:ジャン・フォレスト ヴィクトル・ヴィナ
   ラシェル・ドヴィリス アルレット・ペーラン 他
伴奏:ニキ・ネーケ

 実母を亡くしたジャンは、父と妹、そして、継母とその連れ子である少女と暮らすことになる。継母と彼女の娘を受け入れられないジャンは、雪深いある日、義理の妹が大切にしている人形を馬車から路上へ投げてしまい……。

 サイレント映画なんだけど、現代のサウンド・デザイナーであるニキ・ネーケによる伴奏がついたヴァージョンでの上映。どんなふうに説明すればいいかなぁ……。サイレント映画に、凝った効果音と場面に合ったBGMが、大がかりについている、という感じなの。

 上映後、伴奏をつけたニキ・ネーケさん本人によるトーク・ショーもあった。彼はバスター・キートンの作品にも音をつけたりしているらしい。

 クラシックな映画は好きだけれど、サイレント作品はほとんど観たことがないから、興味深くはあった。本来無音の作品に敢えて音をつけるっていう試みも、私にとっては新鮮だったし。とはいえ、「じゃあ、作品はおもしろかったの?」と問われると、「うーん……」と苦笑いしちゃう、かなぁ……。

 ただ、サウンド・デザイナー本人を招いてのトーク・ショーで、ニキ・ネーケさんのお話が聞けたり、観客からの質問に彼が答えたりっていう、映画祭ならではの趣向は、やっぱり無条件に楽しい。どんなに映画が好きでも、日々普通にロードショーやDVDを観ているだけでは、こういった催しって体験できないわけだから。

 東京で開催される国際映画祭も、大規模なものから手作りっぽいものまでいろいろある。毎年、秋になると「今年も映画祭の季節だなぁ」って、習慣みたいに思う。上映に運よく足を運べると、映画や映画界の普段と違う側面が垣間見られて、どきどきに包まれちゃったり、なんとなーく心の中がぽわんとしてみたり、いずれにしても「映画が好きでよかったなぁ」って気分になれる。一連の映画祭に特別詳しいわけでも、こだわって参加しているわけでもないけれど、今回観てきた東京フィルメックスでの『雪崩』+トーク・ショー、「経験できてよかったなぁ」とは、やっぱり素直に感じたわ。

上映日:2005年11月21日@有楽町朝日ホール

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

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