映画『サブウェイ123/激突』を観たよ。
2009.08.27 01:46|映画語り(今後の更新なし)|
「銃の力」かぁ……。
『サブウェイ123/激突』
"THE TAKING OF PELHAM 1 2 3"
2009年・アメリカ・105分
監督・製作:トニー・スコット
製作:トッド・ブラック スティーヴ・ティッシュ 他
製作総指揮:バリー・ウォルドマン ライアン・カヴァノー 他
原作:ジョン・ゴーディ
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:トビアス・シュリッスラー
編集:クリス・レベンゾン
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:デンゼル・ワシントン ジョン・トラヴォルタ ジョン・タートゥーロ
ジェームズ・ガンドルフィーニ ルイス・ガスマン マイケル・リスポリ 他
ニューヨークの地下鉄運行指令室に勤務しているガーバー(デンゼル・ワシントン)は、同僚に「マエストロ」と呼ばれるほど、地下鉄運行のエキスパート。その日の勤務も終了目前になっていたとき、ペラム駅1時23分発の列車がハイジャックされた。切り離した1輌目の車輌に人質と共に立てこもった犯人たちは、ニューヨーク市長(ジェームズ・ガンドルフィーニ)に1時間で1000万ドルを用意させるよう要求する。ハイジャック犯のリーダー(ジョン・トラヴォルタ)は、一介の職員でしかないガーバーを交渉役に指名してきて……。
オリジナルは、ジョセフ・サージェント監督がウォルター・マッソーを主演に撮った『サブウェイ・パニック』。それをリドリー・スコットが現代を舞台にリメイク。オリジナルの主人公・ガーバーは警部補だったが、リメイクの今作では、ガーバーは一地下鉄職員という設定だ。
めまぐるしいカメラ・ワークと、緊迫感のある展開で、最後まで飽きさせない。温厚で人徳が篤そうに見えるガーバーに隠された秘密の真相や、ハイジャック犯のリーダーの真意が、ラストまで明らかにならない部分があるが、それは脚本の不備ではなくて、「観た人それぞれに解釈を委ねる」という手法なのだろう。ストレスは感じない。
「運行が遅れてあたりまえ」で有名なニューヨークのサブウェイ。その指令室が、まるで政府機関の一部であるかのようなセットで作られていて、実際はどうなのか知らないけれど、「本当に、こんなにしっかりと管理しているのかしら」と皮肉に感じたり、女っけが皆無のキャスティングに、「時代に喧嘩売ってるみたい」と違和感を覚えたり、事件解決後の地下鉄の復旧が早すぎて失笑したりと、つっこみたくなる点はいくつもあったけれど、スピード感重視のサスペンスとしては、充分に手に汗握ることができる。
ハイジャック犯を演じたジョン・トラヴォルタの、狂気をはらんだ演技は感嘆もの。ジョン・タートゥーロが、イタリア系の明晰な捜査官を演じているのだが、スーツ姿にダンディズムが薫っていて、この俳優を初めてヴィジュアル的に「格好いいなぁ」と感じた。
ひとつ残念だったのは、拳銃の扱い。
ネタバレになるから詳しくは書かないけれど、「銃は万能。銃の扱いかたさえ心得ていれば安全」と解釈させたがっているように映る点が、ぽつぽつとあった。最終的に、拳銃はキー・アイテムにもなる。
サスペンスやアクションの映画を観ていて、銃の使用に目くじらを立てていたら始まらないのは百も承知だが、銃の力を尊ぶような演出は、個人的にはとても悲しい。
試写日:2009年8月25日(火)@ヤクルトホール
お気が向かれたら →

サブウェイ123 激突@映画生活
「サブウェイ123 激突」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
![サブウェイ・パニック [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51MWABsAHjL._SL160_.jpg)
『サブウェイ123/激突』
"THE TAKING OF PELHAM 1 2 3"
2009年・アメリカ・105分
監督・製作:トニー・スコット
製作:トッド・ブラック スティーヴ・ティッシュ 他
製作総指揮:バリー・ウォルドマン ライアン・カヴァノー 他
原作:ジョン・ゴーディ
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:トビアス・シュリッスラー
編集:クリス・レベンゾン
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:デンゼル・ワシントン ジョン・トラヴォルタ ジョン・タートゥーロ
ジェームズ・ガンドルフィーニ ルイス・ガスマン マイケル・リスポリ 他
ニューヨークの地下鉄運行指令室に勤務しているガーバー(デンゼル・ワシントン)は、同僚に「マエストロ」と呼ばれるほど、地下鉄運行のエキスパート。その日の勤務も終了目前になっていたとき、ペラム駅1時23分発の列車がハイジャックされた。切り離した1輌目の車輌に人質と共に立てこもった犯人たちは、ニューヨーク市長(ジェームズ・ガンドルフィーニ)に1時間で1000万ドルを用意させるよう要求する。ハイジャック犯のリーダー(ジョン・トラヴォルタ)は、一介の職員でしかないガーバーを交渉役に指名してきて……。
オリジナルは、ジョセフ・サージェント監督がウォルター・マッソーを主演に撮った『サブウェイ・パニック』。それをリドリー・スコットが現代を舞台にリメイク。オリジナルの主人公・ガーバーは警部補だったが、リメイクの今作では、ガーバーは一地下鉄職員という設定だ。
めまぐるしいカメラ・ワークと、緊迫感のある展開で、最後まで飽きさせない。温厚で人徳が篤そうに見えるガーバーに隠された秘密の真相や、ハイジャック犯のリーダーの真意が、ラストまで明らかにならない部分があるが、それは脚本の不備ではなくて、「観た人それぞれに解釈を委ねる」という手法なのだろう。ストレスは感じない。
「運行が遅れてあたりまえ」で有名なニューヨークのサブウェイ。その指令室が、まるで政府機関の一部であるかのようなセットで作られていて、実際はどうなのか知らないけれど、「本当に、こんなにしっかりと管理しているのかしら」と皮肉に感じたり、女っけが皆無のキャスティングに、「時代に喧嘩売ってるみたい」と違和感を覚えたり、事件解決後の地下鉄の復旧が早すぎて失笑したりと、つっこみたくなる点はいくつもあったけれど、スピード感重視のサスペンスとしては、充分に手に汗握ることができる。
ハイジャック犯を演じたジョン・トラヴォルタの、狂気をはらんだ演技は感嘆もの。ジョン・タートゥーロが、イタリア系の明晰な捜査官を演じているのだが、スーツ姿にダンディズムが薫っていて、この俳優を初めてヴィジュアル的に「格好いいなぁ」と感じた。
ひとつ残念だったのは、拳銃の扱い。
ネタバレになるから詳しくは書かないけれど、「銃は万能。銃の扱いかたさえ心得ていれば安全」と解釈させたがっているように映る点が、ぽつぽつとあった。最終的に、拳銃はキー・アイテムにもなる。
サスペンスやアクションの映画を観ていて、銃の使用に目くじらを立てていたら始まらないのは百も承知だが、銃の力を尊ぶような演出は、個人的にはとても悲しい。
試写日:2009年8月25日(火)@ヤクルトホール
お気が向かれたら →
サブウェイ123 激突@映画生活
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