『チャーリーとチョコレート工場』を観たよ。

 エンド・ロールのトップも「あの曲」なんだ! この映画を観た帰りに電車の中で、つい着メロ落としちゃったよ。今、携帯がメールを着信すると「あの曲」が報せてくれるわ〜。

『チャーリーとチョコレート工場』
原題:"CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY"
参考:チャーリーとチョコレート工場@映画生活 チャーリーとチョコレート工場-シネマトゥデイ
2005年・アメリカ/イギリス・115分
監督:ティム・バートン
製作:リチャード・D・ザナック ブラッド・グレイ
製作総指揮:マイケル・シーゲル ブルース・バーマン 他
原作:ロアルド・ダール
脚本:ジョン・オーガスト
撮影:フィリップ・ルースロ
衣装:ガブリエラ・ペスクッチ
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジョニー・デップ フレディ・ハイモア
   デヴィッド・ケリー ヘレナ・ボナム=カーター
   ディープ・ロイ ノア・テイラー 他
ナレーション:ジェフリー・ホールダー

 世界一のチョコレート工場を経営するウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)。彼とその工場は謎に包まれている。そんなウォンカが、世界へ向かってある提案をした。自社が発売する板チョコレートのたった5枚の中にだけ、工場見学へ招待する「ゴールデン・チケット」を忍ばせてある、というのだ。そのチケットは全世界の子供たちの羨望の的となったが、貧しくも家族と楽しく暮らしているチャーリー(フレディ・ハイモア)がその1枚を引き当てて……。

 そういえば、私、この映画のレッド・カーペットに行ったんだったわ……。

 ウンパ・ルンパの声をやってたのはダニー・エルフマンだと、「チャーリーとチョコレート工場」@或る日の出来事(by.ボー・BJ・ジングルズさま)にて知った今、お茶をひっくり返しそうになったくらい驚いている……。エルフマンが余裕たっぷりにわくわく満点で音楽を担当したんだろうなぁ、ってことは曲聴いてると一聴瞭然だけど、声まであてちゃってたなんて。本当……、この仕事、楽しかったんだろうなぁ、エルフマン。

 ウンパ・ルンパを思いついたのは原作者なのだろうか。それとも、ティム・バートンなんだろうか。どちらにしても、ウンパ・ルンパを産み出したことが、多分最もすごい。なにがすごいんだか我ながらよくわかんないけど、とにかくすごい。この映画をご覧になってないかたには、「ウンパ・ルンパってなんだよ!? わけわかんねーよ!」と思われちゃうだろうけど、ウンパ・ルンパについての理路整然とした説明は、私なんぞにはとてもできない……。

 すごいといえばもうひとつ。チャーリーを演じた子役フレディ・ハイモアの「足の長さ」。もちろん演技も巧いんだけど、「未来の美青年の種」ってこういう点にもあるのかもしれないなぁ、と妙に納得してしまった。

 ストーリィには正直、「ふ〜ん」という程度の感慨しか持てなかった。単純だし、予想や想像は特に裏切られないし。だけど、適度に風刺が効いていて、ラストはしっかりばっちりハート・ウォーミングっていうのは、「美味しいファンタジーを見た満足感」にはつながると思う。

 調教されたリスや、CGでごまかさなかったウンパ・ルンパには、素直に感動。もちろん、CGやVFXが使用されていないわけではないけれど、これだけ技術が発展していて、どんなに不思議な映像でも実現可能になっている現代において、敢えて「手作り感」にこだわってくれたことには好感が持てたよ。

 ウンパ・ルンパの次に(やっぱりウンパ・ルンパが一番なのか……)感心したのが、「夫婦」の描きかた。

 チャーリーの両親を演じたのは、ヘレナ・ボナム=カーターとノア・テイラー。ママとパパはとても仲がよい。だけど、単に仲がよいだけじゃない。愛し合っていて、互いを尊敬し合っていて、なにより、「家庭に参加している意識と、ママを思いやる優しさが、パパにきちんとある」。

 物語の序盤、ママが用意した食事を家族みんなで食べたあと、「ごく自然に『パパが』食器をかたづける」。庭の野菜の収穫は、ママとパパがふたりで揃って行なう。息子への誕生日プレゼントも、ママとパパはふたりで一緒に買いに出かけた。

「温かい家庭に育った子供」の象徴のごとく描かれているのがチャーリー。この映画でのテーマのひとつは多分、「どのような家庭に育てば、チャーリーのような、しっかり者で、聡明で、なにより、『心優しい』子供が育つかどうか」にあると思う。そんなチャーリーが育まれた家では、「パパが家事と子育てにしっかりと参加している」。

 これってさぁ……、「警鐘」じゃないのかね。それも、かなりわかりやすくて、あからさまな、さ。

観た日:2005年10月2日@サンリオシアター

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