『近距離恋愛』を観たよ。
『恋人たちの予感』のようなストーリィを期待して観たんだけど、もっとベタなコメディだった……。
『近距離恋愛』
"MADE OF HONOR"
2008年・アメリカ&イギリス・101分
監督:ポール・ウェイランド
製作:ニール・H・モリッツ
製作総指揮:カラム・グリーン アマンダ・ルイス 他
原案・脚本:アダム・スティキエル
脚本:デボラ・カプラン ハリー・エルフォント
撮影:トニー・ピアース=ロバーツ
編集:リチャード・マークス
音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
出演:パトリック・デンプシー ミシェル・モナハン シドニー・ポラック
ケヴィン・マクキッド キャスリーン・クインラン リッチモンド・アークエット 他
「性別を越えた友情を培えている親友」として、ハンナ(ミシェル・モナハン)と長年つきあってきたトム(パトリック・デンプシー)は、自分がハンナを「女として」愛しているということに、ある日、気づいた。しかし、そんな矢先、ハンナは出張先で電撃的な恋に落ちたコリン(ケヴィン・マクキッド)との結婚を決める。そして、あろうことか、「私の花嫁介添人をしてほしい」とトムに頼んできて……。
原題の"MADE OF HONOR"とは、「花嫁介添人」の意味。アメリカの映画やドラマにかぶれまくっている私にとって、「メイド・オブ・オナー」や「ベストマン」、ハイ・スクールの「プロム・ナイト」は、なんだか無性に憧憬をかきたてられる単語だったりする。
かぶれているといえば、近頃の私は、今更ながら『グレイズ・アナトミー』にはまりまくっているから、「ドクター・シェパード」ことパトリック・デンプシーが主演というだけで、嬉しくてたまらなかった。とはいえ、「『近距離恋愛』って、ミシェル・モナハンが出ているロマンティック・コメディだよね」という予備知識しかなかったので、いざスクリーンに「主演」としてパトリックが出てきたのを見たときには、ひたすら驚いてしまったのだけれど。また、故シドニー・ポラックが出演していること(パトリック演じたトムの父親役)も知らなかったから、「若い女との結婚・離婚を繰り返す、金持ちの老プレイボーイ」を余裕たっぷりに演じていた彼を前にして、なんだかしみじみとした気分になってしまった。役者としてのポラックにとっては、『近距離恋愛』が遺作だったようである。
ニューヨークでリッチな暮らしを送るトムは、「スターバックス・コーヒーでホット・ドリンクのカップに巻く『熱を緩和する紙のカバー(名称、忘れた……)』を発明して特許を取った人物」という設定になっている。だから、定職がなくても莫大な収入がある、というわけ。スタバを利用したことのある人なら、必ず知っている「あの紙」の発明者が主人公、というのは、なかなかリアリティのある設定だなぁ、と感心した。スタバの名前と存在も思いきり表に出ていたから、この映画はスタバと組んでいたんだろうね。
どたばた系のロマンティック・コメディなので、それなりにおもしろく笑えて、予想通りの安心できるラストに迎えてもらえる。ただ、ロマコメには少々過剰なほど、わざとらしいコメディ描写が強かったから、スタイリッシュさと「じんわり感」が欠けていたように、個人的には思った。人物の掘り下げかたなんて、浅いこと極まりなかったし。「ニューヨークを舞台に綴る、美男美女のロマコメ」を観るなら、もっと、「うわぁ……、こんな話、現実にはありえないって百も承知だけど、でも……、やっぱり憧れちゃうよ!」みたいに感じられる「お洒落さ」が欲しかったんだよね。
観た日:2008年8月14日(木)@スカラ座
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近距離恋愛@映画生活
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テーマ : 恋愛映画・ロマンティックコメディ - ジャンル : 映画
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