ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2008/02/12 05:52 『英国ミステリー紀行』を読んだよ。
『英国ミステリー紀行』
著:出口保夫
発行:ランダムハウス講談社
もう15年以上前のこと、英国紅茶にはまっていた頃、出口保夫さんや林望さんの本を夢中になって読んでいた。イギリスに行ったことはないのだけれど、憧れひとすじで文字と薀蓄ばかりを必死になって頭につめ込んでいた感じ。
紅茶への興味が薄れてからは、出口さんのご本ともごぶさたしていたのだが、先日、この文庫を本屋さんで見つけて、懐かしさに誘われて買った。紅茶の本じゃなかったけれど。
英文学者の出口さんは、イギリスの文学や文化を紹介するご本をたくさん書いていらっしゃる。本書『英国ミステリー紀行』は、かつて刊行の『イギリス怪奇探訪』に加筆・修正して再文庫化したものとのこと。
第1章はロンドン、第2章は南イングランド、といったふうに、イギリスの地名別に章立てされていて、各地で有名な怪奇的伝承やミステリアスな史実が紹介されている。たとえば、「アーサー王伝説」について。たとえば、「女王メアリ」について。たとえば、「ロンドンに出没する幽霊」について。
いずれについてもダイジェスト的な内容なので、この本で知って気になった題材は、別の書籍なり資料なりで、改めてじっくりと調べてみたくなる。私の場合は、「ゴダヴィア伯爵夫人」や「スランゴスレン村の貴婦人たち」について、もっといろいろ読みたくなった。
写真もたっぷり。想像力をかきたてられる1冊である。
【セブンアンドワイ】
『英国ミステリー紀行』
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『英国ミステリー紀行』
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