ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2008/01/14 22:17 『シルク』を観たよ。
露天風呂(?)から出て、体も拭かずに上着を羽織ったら寒いじゃないのよ。バスローブじゃないんだからさ、あれは。
『シルク』
"SILK"
2007年・カナダ&フランス&イタリア&イギリス&日本・109分
監督・脚本:フランソワ・ジラール
製作:ニヴ・フィックマン 酒井園子 他
原作:アレッサンドロ・バリッコ
脚本:マイケル・ゴールディング
撮影:アラン・ドスティエ
編集:ピア・ディ・キアウラ
音楽:坂本龍一
出演:マイケル・ピット キーラ・ナイトレイ 芦名星
アルフレッド・モリナ 役所広司 中谷美紀 他
19世紀・フランス ― 戦争から故郷へ戻ってきたエルヴェ(マイケル・ピット)は、美しいエレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と結婚して幸せを謳歌していたのも束の間、村の製糸工場のために質のよい蚕の卵を仕入れに行かなくてはならなくなる。向かった先は、極東の地・日本。長い旅の末、日本の蚕業者・原十兵衛(役所広司)を訪ねたエルヴェは、そこで美しい女(芦名星)に出逢い、強く惹かれるが……。
エレーヌがなぁ……、「美人・優しい・もの静か・夫の行動に口を挟まない・子供好き・夫に献身的」っていう女なのね。素晴らしいパーソナリティの女性かもしれないけれど、「男が好きな女・男に都合がよい女」っていうイメージが、観ながら頭にぐるんぐるんまわっちゃって、どうも素直に受け入れられなかった。演じたキーラ・ナイトレイは、「さすが歴史コスプレ系衣装が似合うなぁ」と惚れ惚れしちゃう綺麗さで、視覚的には美味しかったのだけどね。でも、正直、「キーラほどの女優さんが、どうしてこんな映画に出たんだろう?」と思ってしまった……。
ただ、そのキーラ演じるエレーヌのある行動が、この物語の核になっていて、それは確かに「うわ! そう来るか!?」と驚くたぐいの内容で、かつ、思わず鳥肌の立つエピソードでもあったから、素直に胸を打たれた。
しかし、それ以外には、ストーリィに説得力と意外性がまったくない。芦名星演じるアジア人女性にエルヴェが心を惹かれるのはわかるが、あんなにも苦悩の対象にする理由と意味はわからない。「恋に理由なんてない」ということかもしれないけれど、あまりにも不自然すぎる上に、いくらなんでも唐突。原作小説では、もっと納得のいくストーリィが綴られているのかもしれないが、映画化された今作を観る限り、エルヴェの葛藤も執着も、私にはなにがなんだかまったく理解できなかった。例のアジア人女性とのエピソード以外にも、エルヴェがうしろめたさを覚え続ける行動をしたのは確かだが、それを考慮しても、やはり説得力に乏しいと言わざるをえない。
「世界の坂本龍一」の麗しい音楽をバックに展開される映像美は素晴らしいけれど、物語に入り込めなかった私には、綺麗で幻想的な風景も退屈の一部でしかなかった。「早く終わらないかなぁ。眠いなぁ」と思いながら観ていたんだよね。なんとか居眠りはしないで済んだけど。
中谷美紀さんの英語での演技には、見応えがあった。「娼館の女主人」という役どころのせいもあってか、貫禄も充分。
試写日:2008年1月8日(火)@日本教育会館・一ツ橋ホール
↓参考↓
シルク@映画生活
「シルク」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
↓関連商品↓
【セブンアンドワイ】
オリジナル・サウンドトラック『silk』

雑誌『キネマ旬報(2008年1月15日号)』

原作本『絹』

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お気が向かれたら →

『シルク』
"SILK"
2007年・カナダ&フランス&イタリア&イギリス&日本・109分
監督・脚本:フランソワ・ジラール
製作:ニヴ・フィックマン 酒井園子 他
原作:アレッサンドロ・バリッコ
脚本:マイケル・ゴールディング
撮影:アラン・ドスティエ
編集:ピア・ディ・キアウラ
音楽:坂本龍一
出演:マイケル・ピット キーラ・ナイトレイ 芦名星
アルフレッド・モリナ 役所広司 中谷美紀 他
19世紀・フランス ― 戦争から故郷へ戻ってきたエルヴェ(マイケル・ピット)は、美しいエレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と結婚して幸せを謳歌していたのも束の間、村の製糸工場のために質のよい蚕の卵を仕入れに行かなくてはならなくなる。向かった先は、極東の地・日本。長い旅の末、日本の蚕業者・原十兵衛(役所広司)を訪ねたエルヴェは、そこで美しい女(芦名星)に出逢い、強く惹かれるが……。
エレーヌがなぁ……、「美人・優しい・もの静か・夫の行動に口を挟まない・子供好き・夫に献身的」っていう女なのね。素晴らしいパーソナリティの女性かもしれないけれど、「男が好きな女・男に都合がよい女」っていうイメージが、観ながら頭にぐるんぐるんまわっちゃって、どうも素直に受け入れられなかった。演じたキーラ・ナイトレイは、「さすが歴史コスプレ系衣装が似合うなぁ」と惚れ惚れしちゃう綺麗さで、視覚的には美味しかったのだけどね。でも、正直、「キーラほどの女優さんが、どうしてこんな映画に出たんだろう?」と思ってしまった……。
ただ、そのキーラ演じるエレーヌのある行動が、この物語の核になっていて、それは確かに「うわ! そう来るか!?」と驚くたぐいの内容で、かつ、思わず鳥肌の立つエピソードでもあったから、素直に胸を打たれた。
しかし、それ以外には、ストーリィに説得力と意外性がまったくない。芦名星演じるアジア人女性にエルヴェが心を惹かれるのはわかるが、あんなにも苦悩の対象にする理由と意味はわからない。「恋に理由なんてない」ということかもしれないけれど、あまりにも不自然すぎる上に、いくらなんでも唐突。原作小説では、もっと納得のいくストーリィが綴られているのかもしれないが、映画化された今作を観る限り、エルヴェの葛藤も執着も、私にはなにがなんだかまったく理解できなかった。例のアジア人女性とのエピソード以外にも、エルヴェがうしろめたさを覚え続ける行動をしたのは確かだが、それを考慮しても、やはり説得力に乏しいと言わざるをえない。
「世界の坂本龍一」の麗しい音楽をバックに展開される映像美は素晴らしいけれど、物語に入り込めなかった私には、綺麗で幻想的な風景も退屈の一部でしかなかった。「早く終わらないかなぁ。眠いなぁ」と思いながら観ていたんだよね。なんとか居眠りはしないで済んだけど。
中谷美紀さんの英語での演技には、見応えがあった。「娼館の女主人」という役どころのせいもあってか、貫禄も充分。
試写日:2008年1月8日(火)@日本教育会館・一ツ橋ホール
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シルク@映画生活
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先日新作DVDリリースのカナダ・イタリア・日本合作のフランソワ・ジラール監督作品。原作はアレッサンドロ・バリッコの小説、19世紀のフランス、蚕の卵を求めて日本に旅する男、そこで出会った少女との無言の交流、美しい妻との夫婦愛等を描く大河ロマン。
やはり先日...
KYOKO〓 2008/07/06 Sun 12:23
妻孝行したい時に妻はなし
【Story】
1860年代のフランス。蚕の疫病が発生したため、軍人のエルヴェ(マイケル・ピット)は美しい妻エレーヌ(キ...
Memoirs_of_dai 2008/06/06 Fri 03:24
10.シルク■原題:Silk■製作年・国:2007年、日本・カナダ・イタリア■上映時間:109分■日本語字幕:松浦美奈■鑑賞日:1月21日、新宿グランドオデヲン座(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:フランソワ・ジラール□脚本:マイケ...
KINTYRE’SDIARY 2008/03/01 Sat 21:18
(C) 2006 Jacques-Yves Gucia/ Picturehouse Productions
『シルク』
公式HPはこちら
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●あらすじ
1860年代のフランス。蚕の疫病が発生したため、軍人のエルヴェ(マイケル・ピット)は除隊後、美しい妻エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)を残して、蚕
映画と秋葉原と日記 2008/02/03 Sun 12:35
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海を越えてめぐり逢う、
美しく切ない純愛
愛は運命に紡がれ、そして永遠となる
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! 2008/01/30 Wed 22:06
『シルク』
愛は運命に紡がれ、そして永遠となる
■19世紀のフランス。戦争帰りの青年エルヴェは美しいエレーヌと結婚し、幸せの只中にいた。その頃、彼の住む村では製糸工場が稼働するが、やがて蚕の疫病が発生してしまう。そこでエルヴェは、世界で最も美
唐揚げ大好き! 2008/01/27 Sun 05:44
原題:SILK
まるで絹の糸のように、繊細で幻想的な、これは一人の男の内に秘めたる迷い悩み憧れ、そして知る・・ゆり(Lily)の花言葉は純潔、貞操、無邪気、処女性・・
1860年代フランス、戦場から休暇で村に戻った若き兵士のエルヴェ(マイケル・ピット)を待っ...
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり〜 2008/01/26 Sat 18:24
★★☆☆☆ 蚕を捜しに日本に来たフランス人青年が日本娘に恋をする物語。 原題は「Silk」。 19世紀のフランス。Hervé Joncour (Michael Pitt )は Hélène(Keira Knightley)と幸せな新婚生活を送っていたが、 蚕を求めて日本へ旅立つ。 そこ...
富久亭日乗 2008/01/25 Fri 22:15
絹ずれの 肌も触れなむ 吐息かな
原作のアレッサンドロ・バリッコの「絹」(白水社刊)は、世界的ベストセラー小説らしい。それを国際プロジェクトで映画化したのが本作。確かに、製作国がカナダ・フランス・イタリア・イギリス・日本となれば、国際プロジェク...
空想俳人日記 2008/01/22 Tue 06:40
監督:フランソワ・ジラール CAST:マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広治 他
音楽:坂本龍一
19世紀、フランス。戦地...
Sweet*Days** 2008/01/20 Sun 20:57
『愛は運命に紡がれ、そして永遠となる』
コチラの「シルク」は、アレッサンドロ・バリッコの叙事詩的小説「絹」を国際色豊かに映画化したPG-12指定のエピック・ラブ・ロマンで、1/19公開となったので、早速観て来ちゃいましたぁ〜♪
昨日の「スウィーニー・トッ...
☆彡映画鑑賞日記☆彡 2008/01/20 Sun 19:27
「シルク」★★☆
マイケル・ピット、役所広司、キーラ・ナイトレイ出演
フランソワ・ジラール監督、日本 イギリス イタリア カナダ フランス
2006年、109分
もうすぐ公開のこの映画は、
昨年の東京国際映画祭で見た。
舞台挨拶には役所広司や中谷美紀も来て
...
soramove 2008/01/15 Tue 08:08
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