ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。 
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 最高に楽しんだ。刹那的には。

『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』
原題:"THE SENTINEL"
参考:ザ・センチネル 陰謀の星条旗@映画生活 ザ・センチネル 陰謀の星条旗-シネマトゥデイ
2006年・アメリカ・108分
監督:クラーク・ジョンソン
製作・出演:マイケル・ダグラス
製作:マーシー・ドロギン アーノン・ミルチャン
製作総指揮:ビル・カラッロ
原作:ジェラルド・ペティヴィッチ
脚本:ジョージ・ノルフィ
撮影:ガブリエル・ベリスタイン
編集:シンディ・モロ
音楽:クリストフ・ベック
出演:キーファー・サザーランド エヴァ・ロンゴリア
   キム・ベイシンガー マーティン・ドノヴァン 他

 まさに命がけで大統領を護るシークレット・サーヴィス ― 141年にもわたって裏切り者を出していなかったこの組織に、震撼必至の疑惑が浮上した。現大統領の暗殺計画に、シークレット・サーヴィス内部の人間が関わっている可能性が出てきたのである。調査を担当するブレッキンリッジ(キーファー・サザーランド)は、疑いのターゲットをある人物に絞った。彼の恩師でもあるベテランで現役シークレット・サーヴィスのギャリソン(マイケル・ダグラス)にだ。新人のジル(エヴァ・ロンゴリア)と共に、ギャリソンに対する捜査を進めるブレッキンリッジ。そんなギャリソンには、ファースト・レディーのサラ(キム・ベイシンガー)とのあいだに、ある秘密があって……。

 ↑このあらすじだけで、ラストまでのなにもかもが明らかになっちゃうような感じではあるけど……、まあ、ストレートでわかりやすいサスペンス。すっごくすごくアメリカっぽい、お金のかかった単純至極の娯楽映画。美味しい余韻や、心に永く残る要素とは無縁だけど、観ているあいだは無性に面白かった。

 テンポのよさ、複雑さとは無縁なストーリィと起承転結、タフな美女、手に汗握るアクション ― アメリカならではのエンタメ・サスペンスに必要なこれらのお約束は、もれなく用意されている。「シークレット・サーヴィス? CIA? KGBの残党? それって、なに?」って訊かない程度にこういうジャンルに慣れてさえいれば、もう、そのまんま、まっすぐに(でも、ときどき、失笑と文句も挟みつつ)楽しめちゃうと思う。

 何度も言ってしまうが、「観ているあいだだけ」は。

 マイケル・ダグラスとキーファー・サザーランド ― 「2大2世俳優」って感じだけど、そんなふうにくくっちゃうには失礼なくらい、もうベテランか、ふたりとも。マイケル、全力で走る。キーファーも走る。体張って頑張っちゃってたよ、ふたりとも。

 ファースト・レディーを演じたキム・ベイシンガーのほうが宣伝でよく使われているみたいだけど、この映画の華は、新人シークレット・サーヴィスを演じたエヴァ・ロンゴリア。『デスパレートな妻たち』のシーズン1を観て、自分でも事前の予想通りにエヴァに惚れちゃった私なので(いかにも私の好きそうな女優さんなのですよ。小柄で、プロポーション抜群で、小悪魔的で、っていう)、映画でも彼女に逢えたのは、純粋に嬉しかった。エヴァ、デスパ妻を最後にテレビ界から足を洗って、映画に専念するそうだね。

 この作品を試写で観てから約1週間が経過した今、……うん、やっぱり、特に感慨がない。「観ていたあいだは面白かった」っていうこと以外は。

 あとは、とにもかくにも、エヴァ・ロンゴリア。デスパ妻をご存知ないかたがこの映画をご覧になって、エヴァを「素敵だ!」と思われたら、ぜひぜひデスパ妻もチェックなさってみてください。

試写日:2006年9月22日(金)@ニッショーホール

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〔2006年9月30日(土)の夜ごはん〕
★ちりめんじゃこと茗荷とたまねぎのリングイネ
★成城石井のかぼちゃのサラダ
★林檎のコンポートのヨーグルトかけ


 出かけてばかりで、朝ごはん(とてもここでさらせるようなシロモノではない。さらしている献立だって、たいしたシロモノではないが……)以外ほとんど自炊してない近頃。来週もまた出かけてばっかの平日になりそうなので、このカテゴリーの記事はしばらくあんまり育ちそうにない。

 先日買った大量の茗荷(袋で売ってて安かった)が、なんとなく傷んできたので、火を通してみることにした。ごま油+オリーヴ・オイル+ちりめんじゃこ+輪切り唐辛子を熱したフライパンで、細切りにした茗荷とたまねぎを炒めて、茹でたリングイネを加えて更に炒めて終わり。味つけは、日本酒+京風だし+黒胡椒。

 ……まずくはなかったけど、美味しくもなかった。おそらく、二度とつくらない。火をいれた茗荷の和風パスタなんて。

 林檎のコンポート、今日でやっと食べきりました。

 もう散々言ってますが、明日は相葉くんのお誕生日。相葉くんとの握手会。

 ……早く寝なきゃ。でも、気持ちが昂ぶっちゃって、なんだかとても寝られない。だけど、なんとしてでも寝なきゃ。

 昨日9/29(金)で、J-WAVEの【J-WAVE GOOD MORNING TOKYO】のナビゲーター職を、ジョン・カビラさんが卒業されました(ラジオに限らず、メディアでのほとんどのお仕事を、一時お休みなさるそうです)。来週からは、別所哲也さんがこの番組のナビを担当されるそうです。ジョンさんとの十数年間同様、来週からも、今まで通りに楽しく安心してこの番組を聴き続けるつもりです。

 ジョンさんのラスト・ウィークだった今週、月曜から金曜のいずれも、なぜかちょうどアイ・ラインを引いている時間帯に涙の衝動が襲ってきてしまって、メイクを完了するまでが、いつもよりちょっと大変でした……。

 番組の放送時間は、7:00AM〜9:00AM。平日の9:00には私は会社にいるので、番組のラストのラスト、金曜日の9:00を迎える直前のジョンさんの最後のお言葉を聴くことが私にはできなかったのが、とても残念ではあったのですが……。そして、ここでなにを書こうが、ジョンさんにお伝えできるわけでもないのですが……。

 ジョン・カビラさん、お疲れさまでした。長旅、お気をつけて。

 ありがとうございました。
2006/09/30 21:04    『ギャルソン!』を観たよ。
シェアブログ1571に投稿
※↑は〔ブログルポ〕へ投稿するために必要な表記です。


 どんなに粋でも、どんなに洒落ていても、どんなに魅力的でも、……「愛」が手にはいるわけじゃない。

『ギャルソン!』
原題:"GARCON!"
参考:ギャルソン!@映画生活
1983年・フランス・102分
監督・脚本:クロード・ソーテ
製作:アラン・サルド
脚本:ジャン=ルー・ダバディ
撮影:ジャン・ボフェティ
音楽:フィリップ・サルド
出演:イヴ・モンタン ニコール・ガルシア
   ベルナール・フレッソン マリー・デュボワ 他

 パリのブラッスリーで給仕長として働くアレックス(イヴ・モンタン)は、はるか昔に離婚した独身の男で、「恋人は常に数名」の女には困らない生活をしていて、ルーム・メイトはギャルソン仲間の友人という、それなりに平和な生活を、それなりに楽しく送っている。そんなアレックスの夢は、父に遺された郊外の土地に遊園地を建てること。そして、ある日、以前に少々見知っていたクレール(ニコール・ガルシア)と、アレックスは偶然再会するが……。

 今から23年も前の映画だったのか。車に乗っているシーンがずいぶんとクラシカルな撮影方法だったから、「結構古いなぁ」とは観ていて感じたのだけれど、せいぜい15年程度前の作品でしかないと思っていた。映像に「昔」の味わいが匂う部分は無論あるけれど、登場人物たちの人生や女たちのファッションに「時代遅れ」を見ることはほとんどないと思う。パリを舞台にした軽妙洒脱な映画を観ると、ほぼ必ずと言ってよいほど覚える感心ではあるが。

 ストーリィらしいストーリィは特にない。主人公のアレックスと彼を取り巻く人々の日常をテンポよくコミカルに綴った、洒落っ気たっぷりのドラマだ。個人的には、特別面白かったわけではないけれど、つまらなかったわけでもない。ただ、記憶にはかなり残りそうで、「イヴ・モンタン」といったら、しばらくはこの映画を思い出してしまいそうな気がする。

 そう、イヴ・モンタンである。この映画の撮影時には還暦を少し過ぎていたくらいの年齢だったと思われる彼の、文句のつけようがない「格好よさ」。その雰囲気と貫禄と素敵さを、ひたすら拝ませていただくような作品だった。

 イヴ・モンタンといえば、私にとっては、『枯葉』を歌った歌手であり、映画『恐怖の報酬』(もちろん、リアル・タイムで観たわけじゃないよ。私が生まれるより20年以上前の映画だ……)のイイ男極まりない主演の俳優。そのほかにもモンタンの出演作はいくつか観たはずではあるのだけれど、『枯葉』の歌声と『恐怖の報酬』の二枚目は忘れられない(そういえば、「ニトログリセリン」という薬品の名称とその性質を初めて知ったのも、『恐怖の報酬』でだったっけ)。

『ギャルソン!』で60歳を過ぎていたイヴ・モンタン、もう、呆気に取られるほど格好よい。彼が演じたアレックスは、女たらしだし、飄々としすぎているし、調子がよいしで、「こんな男とつきあったら、絶対苦労する」と確信が持てるような男ではあるのだけれど、彼が女にもてるのもあたりまえ、と唸らざるをえないのだ。

 たとえば、ニコール・ガルシア演じるクレールとの再会のシーン。つかの間の再会で挨拶を交わし合ったあと、「タクシーを待たしてあるから、行くわね」と言って、クレールは建物の中へ急いで駆け込む。そんな彼女が用事を済まして外へ戻ってくると、タクシーがいない。そこへ、アレックスが言うのだ。「タクシーは帰した。僕の車できみを送るよ」と。

 ……いやぁ、たまんないでしょう、これは。

 これが夕方や夜だったら、「下心が見え見えで、ちょっとなぁ」と失笑につながってしまうが、このシーンは「真っ昼間」だった。だからといって、アレックスの下心が見え隠れしないわけではないのだけれど、「あ、この男、なんか期待してるな」と伝わってきたとしても、昼間なら女の警戒だってゆるやかになるし、太陽の光の下だからこそ、「いやらしさ」よりも「紳士的な面」が女の目につきやすい。「酒がはいって終電の近い夜」なんかより、「素面でせわしい真っ昼間」のほうが、裏のある親切は「清潔で誠実そう」に映るわけだ。

 まるで「粋」が服を着て歩いているような存在のイヴ・モンタンがこんなことをやったら、もう無敵でしかないだろうよ。

 小物の使いかたも巧みな作品。特に、ニコール・ガルシア(知的な美しさが目を惹く女優さん。キャサリン・ヘップバーンをちょっと連想してしまうのは……、髪型のせいかも)に使わせたアイテムの動きが印象的。バス・ルームで肌にすべらせたシャボンと海綿や、コップのようなささやかな花瓶へ生ける花が、声にならない「色っぽい嫉妬」を代弁していた。

 前述したように、アレックスはものすごく女たらし。ただ、クレールを始め、アレックスを取り巻く女たちも、男や性に対して慎ましいわけでは、決してない。だから、たとえば『フレンチなしあわせのみつけ方』を観たときのごとく、「この男ときたら、女とやることしか考えてないのかよ!?」と一方的にむかつきまくったりすることにはならない、多分。

『ギャルソン!』から8年後、イヴ・モンタンは還らぬ人となる。

観た日:2006年9月30日(土)@自宅にてDVD

観た作品
 

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2006/09/30 16:19    きょう(BlogPet)
きょう、ウォークも仕事するはずだったみたい。
それでも成田でラインが仕事しなかった。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「毬子さん」が書きました。