ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。 
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 相葉弘樹さんと倉貫匡弘さんの握手会@福屋書店・銀座店へ行ってきました。DVD『怪談』のBOXor第参巻をこのお店で購入した人への特典イベントです(私は第参巻の購入者だったのですが、商品は後日自宅へ配送とのこと。なので、まだ中身は観ていないのです)。

 テニミュや舞台『スイッチを押すとき』で、相葉くんのお姿をそれなりに近くで見たことはあるけれど、新年のイベントやベスアクの握手会は経験していない私なので、至近距離で相葉くんを見て、というか、相葉くんに会わせていただけて、言葉も交わせていただけて、握手までしていただける、なんていうのは、本日が初めてでした。

 握手会というと、思い返さずにはいられない自分の醜態(でも、あの思い出もまた、忘れられない至福の時間だけれど)があります。大好きな大好きなバレリーナのヴィヴィアナ・デュランテさんの握手会のときのこと。……ご本人の前でぼろぼろに泣いた上に、伝えたいことがなにも言えなかった、っていうあの無様な状態を繰り返さないため、今回は気をつけました。

 で、その結果報告。

 自分では、かなり冷静に対処できたつもりでいました。握手を待つ行列に並んでいるあいだは、私のうしろにいらっしゃった高校生くらいのお嬢さんおふたりと、「相葉くん、格好いいですよね!」とか「不二がお好きなんですか? 私も好きです〜」とか、そんなおしゃべりをしてテンション巻きあげて盛り上がっていました(というか、私がいきなりそのかたがたに話しかけて、おしゃべりにつきあっていただいたようなもの。そのお嬢さんがたがここをご覧になっているとは思えませんが、どうもありがとうございました……)。

 さて、自分が握手をしていただける番になりました。いざ相葉くんの目の前に立ったその刹那、相葉くんのほうから、「こんにちは!」とおっしゃってくださいました。

 あの笑顔で。舞台やDVDやお写真で見続けてきた、いつものあの、ひたむきさを感じさせてくれる眼差しと微笑みで、「こんにちは」と。

 ……だめでした、もう。この時点で。泣きはしなかったけど。でも、私もちゃんと、「こんにちは!」って言えました。

 とはいえ、感動と高揚でぐるぐるではあったけど、結構一方的に勝手にしゃべってしまいました、私。スイッチの舞台や今夏のテニミュにどれだけ感動したかなどを、感情の赴くままに。声はぶるぶるだったけど。

 緊張MAXの聞きにくい声で私がなんだかごちゃごちゃしゃべっているあいだずっと、相葉くんは両手挟み握手(お客さんの片手を、相葉くんが両手で握ってくださる形)をしてくださいながら、こちらの目をまっすぐに見つめて、微笑んだり、うなずいたり、「ありがとう」っておっしゃったりしてくれて、聴いてくださいました。

 やっぱり……、嬉しいものですよ。

 向こうさんはお仕事で、こういうイベントに慣れているかただとはもちろん承知なのですが、こちらは毎日力いっぱいファンしているわけなので、たとえ短い時間でも、直接お目にかかって、勝手ながらも「お礼」を伝えることができたのは、……本当に本当に、ヴィヴィに握手していただけたときにも思ったけど、こういう機会って、本当……、ファンにとっては、宝石以外のなにものでもないと思いました。

 相葉くんも倉貫さんも、イベントのあいだじゅう立っていらっしゃいました。ご本人がたは座っての握手会だと思っていたので、立っていらっしゃるというその事実で、私はまず無性に感動してしまいました。おふたりとも、お客さんが歩み寄る前に、そのお客さんのほうへ自ら体を向けて手を差し出してくださって、お客さんひとりひとりの目をまっすぐに見つめて、交流のあいだはずっと両手挟み握手をひとりひとりにしてくださって……。たくさんのファンを相手にして疲れていらっしゃるでしょうに、個々と向かい合うときは、あの「きみしか見えてないよ」という眼差しで見つめてくださるのです。お仕事をなさっている俳優さんなのだからあたりまえ、とはわかっていても、でも、ファンひとりひとりに対してそうしてくださる姿勢に、……ものすごく感動しちゃって、嬉しくて、ありがたくて、……帰宅してこの記事を書いている今、やっと泣いています。泣きっぱなし。感激を思い出したら、涙腺破裂しちゃって、全然止まらないです。

 福屋書店での相葉くんがどんな服装をしていたのか、……私、あんまり憶えていないんですよ。やっぱり、自分で思っている以上に、頭が飛んでいたのかもしれません。黒っぽいトップスをお召しで、左手にシルバー・リングをふたつはめていらっしゃった、っていうことだけは、記憶しているんですけども。

 テニミュのパンフレット等でおなじみのミッキー・マウスのピアスをしていらっしゃるかどうかとか、どんなファッションでご登場なのかとか、じっくりチェックしてくるつもりだったのに、頭からすっぽり抜けちゃっていたようで、……具体的には全然記憶にないです。だめだな、私。

 でもね、とても印象的だったのは、相葉くんの黒目、つまり「瞳」の大きさ。

 相葉くんの瞳、「きらっきら」でした。で、どうして「きらっきら」なのかが、今日初めてわかりました。

「黒目が大きい」から。

 相葉くんのお顔のお写真は、それこそ毎日見ていますし、どんな目をしていらっしゃるのかも、前々からよくよく知っていたつもり、なのですが……、わかっていなかったようです、私。あんなに黒目が大きいかただとは、まったく気づいていませんでした。寛くて、深くて、鮮烈な、「海」のような瞳。「海」のような黒目。……この瞳に見つめられたら、尋常でいられなくて当然 ― そう納得せざるをえないような、美しくて、深遠で、稀有な黒目でした。

 まだね、涙が止まらないんです。……人々へ夢を与えるお仕事をしていらっしゃるかたから、文字通り「夢」を注入していただけた本日でした。相葉くんに心から感謝の……、そんな1日でございました。

 格好よかったです。でも、その麗しい容姿だけでなく、ファンの人々への相葉くんのお優しさとプロ意識に……、心を打たれました。もっともっと、今まで以上に、相葉くんのファンになりました。

 ……そうそう、最新号のWJ、確認しました。シネプリのイベントは、9/23@有明・テニスの森、とのことらしいですね。この日、私は滝口幸広くんの舞台を観に行く予定なのですわ。シネプリのイベントの内容は各種ブログやサイトを楽しみにすることとして、「大石秀一郎役とはまた違う魅力の滝口くん」のお姿を拝見に、赤坂へ赴いてくるつもりです♪

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〔2006年9月9日(土)のお昼ごはん〕
★フィジッリのスープ仕立て
★かりかりベーコン
★めだま焼き
★めかぶと納豆
★プレーン・ヨーグルトのはちみつかけ


 トマトとクレソンのスープ(昨夜の残り)に、ぐるぐるねじねじショート・パスタのフィジッリを茹でてから加えて、パスタがくたくたになるまで(茹ですぎたりのびきったりしたパスタやうどんも、場合によっては結構好きだ)ことこと煮た。

 相葉くんとの握手会へ行く前に、緊張で頭パンクしそうになりながら食べたお昼ごはん。……握手会から帰った今、感激が持続していて全然お腹がすかないので、今日の夜ごはんは抜き。では、これから、握手会のリポ記事を書こうと思いますです……。
2006/09/09 13:55    行ってきました、握手会。
携帯からです。まだ銀座。間近で会えた相葉くんは、想像を超えるきらっきらぷりでした…。帰宅したら改めて叫び記事書きます。世の中には本当、美しい人っているもんなのですね…。
とりあえずクールダウンしなきゃなので、お買い物にでもいってきます。ああ、まだ頭ほわほわしてる。転びそう。
2006/09/09 13:31    『怪談・参』で・・・。(BlogPet)
毬子さんは、銀座で自分前述された!


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「毬子さん」が書きました。
〔2006年9月8日(金)の夜ごはん〕
★ビーフの赤ワイン・ソース
★玄米のサラダ
★トマトとクレソンのスープ
★プレーン・ヨーグルトのはちみつかけ


「ついてない日」って、多分、誰にでもある。だけど、「ついてない真っ只中」にいるときは、「私だけがラッキーから見放されている」と、被害妄想にとらわれがち。

 この日の私は、まさにこれだった。

 誰が悪いわけでもないのだけれど、会社でなんとなく貧乏クジを引きまくった感のあった日。職場からの帰路、ばかみたいに涙ぐんだりなんかもした。でも、この日一番のむかつきが用意されていたのは、帰宅したとき。自宅のポストをあけたら、郵便物が1通届いていた。「試写状かな?」と思って手を伸ばしたら、ダイレクト・メールと判明。

 忘れたい店から、思い出したくない時代の自分へ宛てられた、ぶしつけなダイレクト・メール。

「消化できたから、もう大丈夫」と思っていることほど、全然大丈夫ではなかったりするもの。泣き出したり、癇癪を起こしたり、感情任せの電話をかけて大切な人を困らせたりしようとする自分をなんとか抑えて、スーパーへ足を向けた。幸い、翌日の土曜は休日。だから、ゆっくりごはんが食べられる金曜の夜、というわけ。「こんな気分のときは、いつもと違うものを食べよう」、そう決めて、生の牛肉を買った。お肉、特に牛や豚を自分で料理するのって、年に数えるほどだ。

 フライパンにごく少量のオリーヴ・オイルを熱して、塩・胡椒したビーフを焼く。軽く焼き色がついたら肉を一旦お皿に移して、ビーフの脂が出たフライパンで、薄切りにしたたまねぎとみじん切りにしたオリーヴを炒める。たまねぎがしんなりしたら、「ちょっと多すぎるかも」というくらいの赤ワインを加え、アルコールを飛ばしてから、自然塩と黒胡椒で味をつけてソースに。その赤ワイン・ソースを少し煮つめたら、ビーフをフライパンへ戻してソースと軽くからめて、できあがり。安ワインを使っても、不思議とちょっぴりリッチな風味。肉汁とワインを吸ってくたくたになったたまねぎが、とびきり美味しいの。

 クレソンの葉っぱの部分とベビー・リーフ・ミックスを玄米&黒米のごはんと混ぜ合わせて、ライス・サラダに。ドレッシングは、バルサミコ酢+柚子胡椒+EXVオリーヴ・オイル+白すりごま。

 クレソンの茎の部分を捨てるのがもったいなかったから、ざく切りトマトと一緒にスープにした。味つけは、ウェイパー+日本酒+黒胡椒。

 大好きなジョナサン・ケラーマンの最新邦訳『マーダー・プラン』を読みながら、ゆっくり、……本当にゆっくり、ごはんを食べた。

 自分でお金を稼いで、自分で美味しいものをつくって食べる。それができているということを改めて実感すると、心が落ち着きを取り戻すような気がする。自分のお金で買った材料でつくったごはんを時間をかけて食べるという行為が、私にとってはとても重要で大切みたいだ。どうしてそうなのかは、よくわからないのだけども。

 あと数時間後には、相葉弘樹くんの握手会。幸せでたまらない経験ができるに決まっているんだから、……「ついてない日」を思い返してうじうじするなんて、ばからしいよね。

 握手会のあとには、秋のアイテムや秋色のコスメでも買いに行こう。……エナメルを塗り直したら、今夜はもう寝ます。おやすみなさい。

 ……握手会のリポは、いつものばかテンションで書くからね。

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 もしも私に子供がいたとしても、この映画を見せたいとは思えない。

『森のリトル・ギャング』
原題:"OVER THE HEDGE"
参考:森のリトル・ギャング@映画生活 森のリトル・ギャング-シネマトゥデイ
2006年・アメリカ・84分
監督・脚本:キャリー・カークパトリック
監督:ティム・ジョンソン
製作:ボニー・アーノルド
製作総指揮:ビル・ダマスキ
原作:マイケル・フライ T・ルイス
脚本:レン・ブラム デヴィッド・ホセルトン 他
音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
声の出演:ブルース・ウィリス ギャリー・シャンドリング
     ワンダ・サイクス アヴリル・ラヴィーン
     スティーヴ・カレル ウィリアム・シャトナー
     キャサリン・オハラ ユージン・レヴィ
     ニック・ノルティ トーマス・ヘイデン・チャーチ 他

 皮肉屋で頭の回転が早いアライグマのRJ(声:ブルース・ウィリス)は、とあるミスを犯したため、短い期間に大量の食べ物を入手しなくてはならないはめに陥った。ちょうどその頃、亀のヴァーン(声:ギャリー・シャンドリング)をリーダーとする森の動物たちが冬眠から目覚める。実は、彼らが冬眠していたあいだに、都市計画化の影響で森の大半が住宅地となっていたのだった。突然の環境の変化に、食べ物の心配をする動物たち。そんな彼らへ、RJは提案する。「人間の家へ食べ物を調達に行こう」と……。

 思わず呆れてしまうくらい声優が豪華なので、つい、端役に至るまで俳優名を書き連ねてしまった。声を聴いていて違和感はなかったから、みなさん、アフレコもさすがにお上手なのだろうけれど、そもそも英語が話せない私に、的確な判断なんかできないよな。

 ドリームワークスによる、フルCGのファミリー向けアニメーション。精緻で技術が高くてお金のかかった映像には、素直に感嘆。とはいえ、「ドリームワークスなんだから、映像的に巧いのはあたりまえ」という意識がまず頭にあるため、新鮮味や感激はなし。

「都市計画化で環境を侵された野生動物たちが、人間の家に食糧を盗みに行く」という設定は、よくよく考えると、シリアスにならざるをえないくらいリアル。そういう現実性と問題提起の匂いには好感をいだけたけれど、……どうしてさ、体を張って戦わせちゃうかなぁ、動物と人間を。

 テンポが命のCGアニメで、どこからどう見てもコメディで、別に流血があるわけでもないのだから、深刻に捉えたり、目くじら立てて怒ったりするのはばからしいとわかっているのだけれど、それでも、ファミリー向けの創作物で「安易な勧善懲悪」が展開されているのを目にすると、私は不快になってしまう。どんなにシンプルでおもしろおかしく描かれているとしても、「肉弾戦での勝利者」がハッピー・エンドを迎えるという安直さに哀しくならざるをえないから。戦争のない世界への理想論を唱えたいわけでも、勧善懲悪という概念そのものに反対のわけでも、戦いを描いたエンタメ作品を否定したいわけでもなくて、争いごとや暴力への警鐘をたいして響かせているように見えない「子供の目を対象とした創作物」に寛大になれないだけ。『ロボッツ』(日本語吹き替え版)を観たときほど怒りを覚えたわけではないけれど、印象の意味合いに大差はない。

 こういう映画を観終えたあと、私は必ずといってよいほど、「憲法九条がなくなってしまうかもしれない日本」の現状について考える。九条を守るためにできることをしたいのに、結局なんの行動もしていない自分が、……情けなくてたまらなくなる。

 ……わかってます、はい。『森のリトル・ギャング』の感想から逸れるを通り越して、話題も感情も別のところへ飛ばしちゃっていることは。

観た日:2006年9月6日(水)@渋谷東急

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