ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。 
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2006/07/30 05:58    私のミューズの、
 バレリーナ、ヴィヴィアナ・デュランテ姫が、今、熊川哲也さんと一緒に、〔TOYOTA/トビラを開けよう〕キャンペーンのテレビCMに出演しています。『白鳥の湖』で熊川さんのパートナーをしているのがヴィヴィ。『ドン・キホーテ』ヴァージョンのCMもあるみたいだけど、そっちにはヴィヴィは出演していないみたい。

 ……日本のCMでヴィヴィを観られる日が来るとは思ってなかった。あんな一瞬でも、もう、泣いた泣いた……。

 熊川さんが率いるKバレエは、この冬、……マクミランの『三人姉妹』を公演する。……この作品の初演メンバーにはヴィヴィがいた。記憶には残りまくりだ。ロイヤル・バレエ時代のあの録画映像、もう繰り返し何度観たことか……。

 だから、今回のKバレエ公演でも、絶対ヴィヴィが出演するはず。初演通りイリーナをやるかどうかはわかんないけど。ってか、どちらかというと、個人的好みでは、ヴィヴィのマーシャが観たい。

 まあ、私なんかの希望はいいとして……。

 ……んで、もちろん、なにがなんでも、冬公演のチケット取りたいから……、チケ取り、頑張るんだけど……、Kバレエ、詳細な出演者予定を相変わらず発表してくれてないからさぁ、……ヴィヴィがいつ出るのかor全公演出るのかor実は全公演出るわけじゃないのか、相変わらずわからない。

 ……だけど、マクミランを演るなら&熊川さんが選ぶなら、ヴィヴィに決まってる、はずだから……、チケット取るけど……。

 ただ、やっぱり……、全公演出るとは、楽観できないんだよ。今までのKバレエの公演内容思うとさ。

 ……勘でチケ取りするこの公演日に、……ヴィヴィは果たしていてくれるのかどうか。……チケ取りする前に出演者の詳細知るためには、どうすればいいんだろう。Kバレエのファン・クラブにはいれば、わかるのかな。それなら、はいるよ、本当にわかるなら……。

 毎度毎度思うことなんだけど、Kバレエ、……予定でいいから、主要キャストだけでも先に発表しようよ。当日にキャストが変更、ってことなら、バレエ・ファンは慣れてるからさ、怒らないからさ、……前売り時の予定だけでもいいから、目安として発表してくださいよ、お願いだから。

「熊川さんの出演日か否か」だけで、Kバレエの公演日を吟味する人間ばかりじゃないんだよ。別に言えば……、Kバレエが、どんなキャストでも質のよい公演をしてくれるのも、何度か観たから、もうわかってる。でも……、私はまだ軟弱なバレエ・ファンだし、バレエ公演はぶっちゃけチケットすごく高いから、……お目当てのダンサーが出るって予定されてる公演しか、事前に取りたくないんだよ、やっぱり。

 ……何度文句言っただろう。ここで、こういう文句 私。
『ドラゴンボール』のカメハメハを、つい連想しちゃったところもあったりはしたけど。

『花田少年史/幽霊と秘密のトンネル』
参考:花田少年史 幽霊と秘密のトンネル@映画生活 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル-シネマトゥデイ
2006年・日本・123分
監督:水田伸生
エグゼクティヴ・プロデューサー:奥田誠治
原作:一色まこと
脚本:大森寿美男
撮影:藤石修
音楽:岩代太郎
出演:須賀健太 篠原涼子 西村雅彦 安藤希
   北村一輝 もたいまさこ 杉本哲太 他

 海辺の猟師町に暮らす花田一路(須賀健太)は、典型的なわんぱく少年。「男前」の母(篠原涼子)やタクシー運転手の父(西村雅彦)らと共に、平和で元気に暮らしていた。しかし、ある日、一路は交通事故に遭ってしまう。一命を取り留めた彼だが、心身には変化が起こっていた。幽霊が見える体質になってしまっていたのだ。

 一色まこと先生の有名漫画が実写映画化された作品。原作漫画ファンのかたには、あまり好評でない今作のようだが、原作を未読のせいか、私にはとても面白い映画だった。たくさん笑って、ポイントではそれなりに泣いて、という感じで。原作が長い作品の映画化にありがちな「駆け足感」や「説明不足感」を、オリジナルを知らない自分が気にすることなく観られたので、映画としては結構出来がよいと言えるんじゃないだろうか、とえらそうに思ってしまった。だって、たとえば、『テニスの王子様』(実写版)『タッチ』などは、いくらよくまとまっていたにしても、原作を知らなければ、単なるダイジェスト的映像にしか見えなかったと思うから。『花田少年史/幽霊と秘密のトンネル』が、原作の雰囲気や内容にどの程度忠実なのかは、私にはわからないけれど、一映画作品として、観る側の思い入れや知識に左右されない物語としてできあがっていた、とストレスなく思えたし、そこにとても好感を持てた。

 主演の須賀健太くんを始め、子役さんたちがとても上手で、この作品に限らないけれど、現代日本の子役さんのレベルの高さを、改めて思い知らされたように感じる。須賀くんが有名になった『ALWAYS/三丁目の夕日』は、観たいと思っていたのにロードショーを逃してしまったのだが、いつか必ず観よう、という気持ちが新たになった。

 舞台設定はおそらく「現在」であろうと思われる今作だけれど、「昭和」という時代になじみのある世代にこそ、さまざまな反応や衝動をくすぐられる作品であろうと思う。今、リアル・タイムで「子供」をやっている子たちにはぴんとこない空気感や映像に、かつて「子供」だった人たちが、失笑・苦笑・爆笑、そして、なにより「郷愁」を、たくさん誘われてしまう、そんな物語であるように、私には映った。ちなみに、わたしは昭和50年生まれである。


 キー・パーソン(?)の幽霊を演じた安藤希さん、かわいかった〜。『タッチ』のときは、あんまり印象に残らなかったんだけどな。今作では、もともと大きな瞳が、アイ・ラインで更に大きなうるうるデカ目になってて、すっごくキュート。滑舌のよい台詞の言いかたにも好感が持てたし、ストレートの黒髪も似合ってたな。

 単純に、まっすぐに、純粋に、楽しく観て帰ってきた。のちのちまで記憶に残る作品、とは正直言えないけれど、あと味がすこぶる爽やかだったのは確か。

 ところで、一色まこと先生の漫画『ピアノの森』は、あらゆる意味で「もの凄い」という形容がふさわしい作品。音楽ファンにはもちろん、そうでないかたにも、心からお勧め。二ノ宮知子先生の『のだめカンタービレ』に並ぶ、現代を代表して輝く音楽漫画だと思う。

試写日:2006年7月29日(土)@ヤマハホール

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