ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。 
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2006/06/25 02:43    こういう言いまわしは、
 古くさいのだろうけれど、『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』こと"Beverly Hills,90210"は、文字通り、私の青春でした。このアメドラは、私にとっては今でも別格。多分、これからもずっと。

『メルローズ・プレイス』にもはまりにはまったし、子供の頃に大好きだった『パトカー・アダム30』や『探偵ハート&ハート』も懐かしい。『刑事スタスキー&ハッチ』に『ダイナスティ』も、夢中になって観た。

 これらすべて、この人が製作に関わっていたテレビ・ドラマだった。

 トリ・スペリングのお父さんでもある、アメドラ界の超大物プロデューサー、アーロン・スペリング。アメリカのテレビ・ドラマにはまった経験のある人にとっては、よい意味にしても、そうでない意味しても、彼の名前と存在は大きかっただろうと思います。

 私にとっては、よい意味で特別な人でした。

 享年83歳。ご冥福をお祈り致します。
〔2006年6月24日(土)の夜ごはん〕
★大根とたまねぎの炒めもの
★納豆とめかぶをのっけたひじき麺


 ジャンクな外食やテイク・アウトが続いてて、手作りおうちごはんをあんまりしてないだけで、こいういうヘルシーな食生活を毎日完璧に送っているわけでは全然ないのよ。おうちでくらいはロー・カロリーのロー・カーボで、と泣く泣く思って、この日はこんなメニュー。でもって、この夜もレシピを書くほどのものはつくってないから、詳しくは書かないわ。

 通販の対応やメールへのお返事が、少々滞っております。申し訳ございません。関西でアニプリの再放映がされている影響でしょうか、近頃、テニプリ関連のコンタクトが以前より増えて、嬉しい驚きを味わっています。どうもありがとうございます。お返事をお待たせしていて申し訳ございません。もう少々お時間をいただけましたら幸いです。メッセージやメール、本当にありがとうございます。嬉しくて嬉しくて、何度も読み返しております。お便りをいただくと必ず実感してきたことですが、改めて実感。テニプリ同人続けていて、本当によかったな、自分は幸せ者だな、ってしみじみ思います。幸福の実感は、何度体感しても、すごくすごく最高なんです♪ 本当にありがとうございます。

 実は、本日夜が明けたら、映画検定を受験してきます。3級のみ。全然勉強してないから落ちちゃうとは思うけど(次回からは勉強するわ……)、楽しんできます。受験票を持つのなんて、大学受験以来だわ……。では、試験に備えて、今夜は寝ます。おやすみなさいませ……。

 
2006/06/25 00:46    『ニュースの天才』を観たよ。
 これ……、「実話」だと知らずに、「一切の予備知識なし」で観たかったなぁ。

『ニュースの天才』
原題:"SHATTERED GLASS"
参考:ニュースの天才@映画生活 ニュースの天才-FLiXムービーサイト
2003年・アメリカ・94分
監督・脚本:ビリー・レイ
製作:クレイグ・ボームガーテン トーヴ・クリステンセン 他
製作総指揮:トム・クルーズ ポーラ・ワグナー 他
原案:H・G・ビッシンジャー
撮影:マンディ・ウォーカー
音楽:マイケル・ダナ
出演:ヘイデン・クリステンセン ピーター・サースガード
   クロエ・セヴィニー ハンク・アザリア メラニー・リンスキー
   スティーヴ・ザーン ロザリオ・ドーソン 他

 ワシントンD.C.に編集部を置く雑誌『リパブリック』は、主に政治のニュースを得意としていて、大統領にも読まれているという権威のある雑誌である。記者たちは皆若く、中でも最年少のスティーヴン・グラス(ヘイデン・クリステンセン)は、注目記事を次から次へと手がけ、将来を嘱望されていた。しかし、あるとき、彼の書いた記事は捏造ではないかと、他誌の記者・アダム(スティーヴ・ザーン)が疑い始めた。それをきっかけに、『リパブリック』の編集長であるチャック(ピーター・サースガード)は、グラスが書いた記事の信憑性を検証し始めて……。

 実話がベースになっているというか、実話を再現した社会派サスペンス映画。スティーヴン・グラスのモデルはH・G・ビッシンジャーという人で、彼が有名誌で書いた記事の多くが実は捏造だった、と判明したときには、日本でも結構話題になっていたような気がする。彼が「真実」として捏造した記事の中には、日本で有名になっていたニュースもいくつかあって、今では詳しく記憶にないけれど、「え!? あの事件って、嘘だったの!?」と当時の自分がびっくりしていたのを、なんとなくではあるが憶えてはいる。

 で、そういう「実際にあった出来事」が再現された映画だと重々承知で今作を観たわけだから、まずヘイデン・クリステンセンが登場した時点で、「こいつが捏造記者だな」と私は自動的に認識して、彼が記事を捏造したという事実がどんどん明かされていく物語なのだ、と意識しながら観ていた。だけど、この作品、実話だと知らずに、予備知識などまったくなく観たほうが、確実におもしろかったと思う。なぜなら、「『一見頼りない優男だけれど、記事を書かせると天下一品』のスティーヴンが、実は堂々と記事を捏造していて、それに疑いを持ち始めた編集長のチャックが真実を明らかにしていく」という意外性とサスペンス性が魅力の作品であるから、どういった実話を映画化した内容なのかを知っていると、はっきり言って、完全ネタバレ済み状態で観ているようなものなのだ。

 脚本家としてキャリアを積んでいるビリー・レイ(近年では『フライト・プラン』)の、2006年現在では唯一のメガホンが今作である。単純に巧くて、純粋に面白かった。ただ、実話の映画化作品というものに対すると、どんな感想をいだこうと、「実話なんだもんね。だったら、文句は言えないよね」と諦めてしまう場合が私には多い。もしもこの物語が実話をベースにしていなかったら、「捏造記事が誌面に出る前に、なぜもっと詳細にチェックしなかったのか?」ということと、「そもそもどうしてスティーヴンは記事を捏造したのか?」ということ、この2点を私は執拗に気にして、しつこく文句を言っていたと思う。これらのポイントに関して、この映画の中ではほとんど語られていなかったといってよい。後者に関しては、「スティーヴンは人に注目されたかったから記事を捏造したんだ。一度やって成功したから、やめられなくなったんだ」とたやすく予想することはできるけれど、その予想が合っていたのかそうでないのか、できることなら私はこの作中で確認したかった。

 内容についてはこのくらいにして、役者陣について。「演技の巧さ」を、ここまで真正面から濃やかに堪能させてもらえたのは久しぶりかもしれない。誰も彼もが、唖然とするほど巧かった。

 その筆頭がピーター・サースガード。彼が演技派だとはもともと知っていたけれど、ここまで巧いとは思わなかった。視線の使いかた、些細でありながら意味のある仕草、すべてが地味に圧巻。サースガードという人を、デフォルトでギラギラと危うい存在感を持つ俳優なのだろうと私は思っていて、彼の売りはそれなのだと勝手に信じ込んでいたが、まったくの誤解だったと思い知らされた。ギラギラも繊細も巧妙に演じ分けられる人なのだ。どうしよう、こういう役者、大好きだ。これからは、もっと背筋を正して、しっかり目を見ひらいて、彼の活躍をじっくり拝もう。

 サースガードが突出していたけれど、ヘイデン・クリステンセンも巧かった。……ヘイデン、劇場公開用映画作品には、2006年現在、まだ5作品しか出演していないのね。『ヴァージン・スーサイズ』に、『海辺の家』に、『スター・ウォーズ〜エピソード2/クローンの攻撃』に、今作の『ニュースの天才』に、『スター・ウォーズ〜エピソード3/シスの復讐』。で、この5作品、どうしてか、私、すべて観ている……。別に彼のファンというわけでもないのに……。まあ、ファンではないけれど、スティーヴン役での彼、とてもはまっていたんだ。頼りないけれど母性本能をくすぐる性格のところや、見ていていらいらさせられるくらい言い訳がましいところや、とにかく嫌な奴のところ、その全部がはまっていた。アナキン・スカイウォーカーとしてとことん格好よかった彼や、『海辺の家』での典型的なひねくれた若者の彼からは、スティーヴン役のような細かくて練り込まれた性格描写の表出は想像できない。同じ役者と思えなかった。

 逆にいえば、サースガードやクリステンセンに、これだけの緻密さを引き出させたスタッフの勝利と言える部分もあるのかもしれない。

『ニュースの天才』の製作会社は「クルーズ/ワグナー・プロダクションズ」。トム・クルーズと、彼の右腕として有名なポーラ・ワグナーが設立した会社。以前、トムとワグナーが揃って受けていた某インタビューをテレビで目にして以来、私はどうもこの会社に好感をいだくことができないのだけれども、……次から次へとヒット作を出している会社であることは確かだわ。

観た日:2006年6月24日(土)@自宅にてDVD。

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