ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2006/05/27 21:40 『ゲス・フー/招かれざる恋人』を観たよ。
「白人と黒人の立場を逆にしたほうが、複雑な物語になるんじゃないだろうか」と思ったら、そういうオリジナルがあったのか。
『ゲス・フー/招かれざる恋人』
原題:"GUESS WHO"
参考:ゲス・フー/招かれざる恋人@映画生活 ゲス・フー/招かれざる恋人-FLiXムービーサイト
2005年・アメリカ・106分
監督:ケヴィン・ロドニー・サリヴァン
製作:アーウィン・ストフ ジェイソン・ゴールドバーグ 他
製作総指揮:ジョセフ・M・カラッシオロ ベティ・トーマス 他
原案・脚本:デヴィッド・ロン ジェイ・シェリック
脚本:ピーター・トラン
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
編集:ポール・セイダー
音楽:ジョン・マーフィ
出演:アシュトン・カッチャー ゾーイ・サルダナ
バーニー・マック ジュディス・スコット 他
ニューヨークでエリート証券マンとして働いている白人のサイモン(アシュトン・カッチャー)には、結婚を前提につきあっているカメラマンのテレサ(ゾーイ・サルダナ)という恋人がいるが、彼女は黒人だった。黒人女性と交際すると世間の評判がよくないと上司に注意されたサイモンは、憤慨のあまり会社を辞めてしまう。その事実と理由をテレサに言えぬまま、サイモンは彼女の両親と会うことになった。娘が白人とつきあっているとは夢にも思っていなかった父・パーシー(バーニー・マック)は、サイモンへの嫌悪感を隠そうとせず……。
こういう深刻な設定だけれど、テンポよく爆笑させてもらえて、抑えるべきところでほろりともさせてもらえる、佳作のロマンティック・コメディ。テレサの父親を演じるバーニー・マックが、もう最高におもしろい。「こんなにうまくいくわけないだろー」と言いたくなっちゃうような展開が待っているとはいえ、散々笑って、ちょっとだけ涙して、ハッピーな気分にしてもらえてこそのロマコメなんだから、これでよいのだろうと思う。
『招かれざる客』のリメイクだという。このオリジナルを私は未見なのだけれど、あらすじと内容を調べたら、観たくてたまらなくなってしまった。シドニー・ポワチエ演じる黒人男性が、キャサリン・ホートン演じる白人女性と恋に落ち、彼女の両親(スペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーン。この二人も、実際に禁断の恋人同士だったんだよね)に会う、という物語らしい。オリジナルはコメディ要素のないシリアスな内容だそうだ。
さて、『ゲス・フー/招かれざる恋人』。デミ・ムーアの恋人(あれ? 結婚したかな)として最近話題のアシュトン・カッチャーをまともに観たのって、もしかしたら初めてかもしれない。顔は結構格好よいのかもしれないが、特になんとも……。彼よりも、テレサ役を演じたゾーイ・サルダナ(『センターステージ』での彼女は印象深かった)のキュートさのほうがずっと目に残ったが、それ以上にバーニー・マックの存在感がありすぎて、観終えたときには彼のおもしろさと芸達者っぷりしか記憶にないかもしれない……。
ゾーイ・サルダナはもちろん、彼女の母親を演じたジュディス・スコットも、妹役だったケリー・スチュワートも、とにかくみんなプロポーションが抜群で、「もっとしっかりストレッチしよう……」と自分を戒めることになっちゃったわ。
観た日:2006年5月27日(土)@自宅にてDVD

『ゲス・フー/招かれざる恋人』
原題:"GUESS WHO"
参考:ゲス・フー/招かれざる恋人@映画生活 ゲス・フー/招かれざる恋人-FLiXムービーサイト
2005年・アメリカ・106分
監督:ケヴィン・ロドニー・サリヴァン
製作:アーウィン・ストフ ジェイソン・ゴールドバーグ 他
製作総指揮:ジョセフ・M・カラッシオロ ベティ・トーマス 他
原案・脚本:デヴィッド・ロン ジェイ・シェリック
脚本:ピーター・トラン
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
編集:ポール・セイダー
音楽:ジョン・マーフィ
出演:アシュトン・カッチャー ゾーイ・サルダナ
バーニー・マック ジュディス・スコット 他
ニューヨークでエリート証券マンとして働いている白人のサイモン(アシュトン・カッチャー)には、結婚を前提につきあっているカメラマンのテレサ(ゾーイ・サルダナ)という恋人がいるが、彼女は黒人だった。黒人女性と交際すると世間の評判がよくないと上司に注意されたサイモンは、憤慨のあまり会社を辞めてしまう。その事実と理由をテレサに言えぬまま、サイモンは彼女の両親と会うことになった。娘が白人とつきあっているとは夢にも思っていなかった父・パーシー(バーニー・マック)は、サイモンへの嫌悪感を隠そうとせず……。
こういう深刻な設定だけれど、テンポよく爆笑させてもらえて、抑えるべきところでほろりともさせてもらえる、佳作のロマンティック・コメディ。テレサの父親を演じるバーニー・マックが、もう最高におもしろい。「こんなにうまくいくわけないだろー」と言いたくなっちゃうような展開が待っているとはいえ、散々笑って、ちょっとだけ涙して、ハッピーな気分にしてもらえてこそのロマコメなんだから、これでよいのだろうと思う。
『招かれざる客』のリメイクだという。このオリジナルを私は未見なのだけれど、あらすじと内容を調べたら、観たくてたまらなくなってしまった。シドニー・ポワチエ演じる黒人男性が、キャサリン・ホートン演じる白人女性と恋に落ち、彼女の両親(スペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーン。この二人も、実際に禁断の恋人同士だったんだよね)に会う、という物語らしい。オリジナルはコメディ要素のないシリアスな内容だそうだ。
さて、『ゲス・フー/招かれざる恋人』。デミ・ムーアの恋人(あれ? 結婚したかな)として最近話題のアシュトン・カッチャーをまともに観たのって、もしかしたら初めてかもしれない。顔は結構格好よいのかもしれないが、特になんとも……。彼よりも、テレサ役を演じたゾーイ・サルダナ(『センターステージ』での彼女は印象深かった)のキュートさのほうがずっと目に残ったが、それ以上にバーニー・マックの存在感がありすぎて、観終えたときには彼のおもしろさと芸達者っぷりしか記憶にないかもしれない……。
ゾーイ・サルダナはもちろん、彼女の母親を演じたジュディス・スコットも、妹役だったケリー・スチュワートも、とにかくみんなプロポーションが抜群で、「もっとしっかりストレッチしよう……」と自分を戒めることになっちゃったわ。
観た日:2006年5月27日(土)@自宅にてDVD

2006/05/27 20:41 おうちで夜ごはん:にんじんサラダと炊き込みごはんな2006年5月26日(金)&27日(土)
〔5月26日(金)の夜ごはん〕
★明太子スパゲティ
★にんじんとラム・レーズンのサラダ
★めかぶと納豆
★インスタントの春雨スープ
いただいた明太子パスタ・ソースで野菜を和えたりして楽しんでばかりいるけれど、使いきっちゃう前に、スタンダードにパスタにしようと思った。キッチンはさみで針に刻んだ海苔をこんもりとあしらって。
デリやサラダ専門店で売っているにんじんサラダが、私は大好きだ(最もお気に入りなのは、新宿中村屋のお惣菜コーナーに売っているにんじんサラダ)。それらのにんじんサラダには、レーズンが混じっているものもよく見かける。甘いにんじんと、甘いレーズン、いい感じに合うのだ。自分でも作ってみた。とはいっても、ピーラーでスライスしたにんじん(千切りにするのは面倒だった)に、ラム酒漬けのレーズンを散らして、自家製のフレンチ・ドレッシングで和えただけ。作り置きしてあるラム・レーズンがラム酒を吸いすぎているから、お酒の香りがかなりきつい仕上がりだったけど、デザートのような風味のサラダでなかなかだった。
〔5月27日(土)の夜ごはん〕
★ツナと油揚げの炊き込みごはん
★麻婆担々豆腐
★めかぶと納豆
★トマトのはちみつかけ
★インスタントの春雨スープ
お鍋で玄米を炊くことには慣れているけれど、白米を炊くことには、いまだ慣れていない。そんな信用ならない腕と感覚だっていうのに、初めてお鍋で炊き込みごはんを炊いてみた。そして、やっぱり焦がした……。焦がしたお鍋への対処はまだしていない。ああ、気が重い……。
でも、まずくはなかった。白米に、ツナ缶+油揚げ+京風だし+お酒だけを加えて炊いた、シンプルな炊き込みごはん。炊飯器が欲しい気持ちになったけど、これからもやっぱり鍋で炊き続ける……。頑張ろう……。でも、炊飯専用土鍋はかなり欲しいかも。
「うげっ」と感じる人は多いと思うけど、生トマトにお砂糖をふりかけると美味しい。はちみつなら、もっと美味しい。なんとなくフルーツみたいになるんだよ。

★明太子スパゲティ
★にんじんとラム・レーズンのサラダ
★めかぶと納豆
★インスタントの春雨スープ
いただいた明太子パスタ・ソースで野菜を和えたりして楽しんでばかりいるけれど、使いきっちゃう前に、スタンダードにパスタにしようと思った。キッチンはさみで針に刻んだ海苔をこんもりとあしらって。
デリやサラダ専門店で売っているにんじんサラダが、私は大好きだ(最もお気に入りなのは、新宿中村屋のお惣菜コーナーに売っているにんじんサラダ)。それらのにんじんサラダには、レーズンが混じっているものもよく見かける。甘いにんじんと、甘いレーズン、いい感じに合うのだ。自分でも作ってみた。とはいっても、ピーラーでスライスしたにんじん(千切りにするのは面倒だった)に、ラム酒漬けのレーズンを散らして、自家製のフレンチ・ドレッシングで和えただけ。作り置きしてあるラム・レーズンがラム酒を吸いすぎているから、お酒の香りがかなりきつい仕上がりだったけど、デザートのような風味のサラダでなかなかだった。
〔5月27日(土)の夜ごはん〕
★ツナと油揚げの炊き込みごはん
★麻婆担々豆腐
★めかぶと納豆
★トマトのはちみつかけ
★インスタントの春雨スープ
お鍋で玄米を炊くことには慣れているけれど、白米を炊くことには、いまだ慣れていない。そんな信用ならない腕と感覚だっていうのに、初めてお鍋で炊き込みごはんを炊いてみた。そして、やっぱり焦がした……。焦がしたお鍋への対処はまだしていない。ああ、気が重い……。
でも、まずくはなかった。白米に、ツナ缶+油揚げ+京風だし+お酒だけを加えて炊いた、シンプルな炊き込みごはん。炊飯器が欲しい気持ちになったけど、これからもやっぱり鍋で炊き続ける……。頑張ろう……。でも、炊飯専用土鍋はかなり欲しいかも。
「うげっ」と感じる人は多いと思うけど、生トマトにお砂糖をふりかけると美味しい。はちみつなら、もっと美味しい。なんとなくフルーツみたいになるんだよ。

2006/05/27 02:36 『青空のゆくえ』を観たよ。
「片想い」が美しく見えるのって、中学生までなのかもしれないね。
『青空のゆくえ』
参考:青空のゆくえ@映画生活 青空のゆくえ-FLiXムービーサイト
2005年・日本・102分
監督:長澤雅彦
プロデュース・企画:牛山拓二
脚本:日向朝子 山村裕二
撮影:服部徹夫
編集:掛須秀一
音楽:サン・パオ
出演:中山卓也 森田彩華 多部未華子 黒川芽衣
西原亜希 悠城早矢 佐々木和徳 橋爪遼 他
東京都世田谷区は三軒茶屋 ― この地にある中学校に通う3年生で、バスケット部員の高橋正樹(中山卓也)は、1学期の終了を境にアメリカへの移住が決定していた。高橋が異国へ転校することによって、彼を取り巻く少女たちや友人の心中も穏やかではなくなる。幼なじみ、クラス・メイト、部活仲間、そして、かつての友達 ― もう今まで通りの関係ではいられないと気づいた彼女たちは、高橋との残り少ない日々をどう過ごすのか……。
忘れもしない。『秘密のかけら』の試写会へ赴いたときのこと。『青空のゆくえ』のちらしをもらって&予告編を観て、「なんて私の好きそうな映画なんだ!」とわくわくしてしまったのだった。そのくせ、ロードショー時に観に行くのは忘れちゃったんだけど。で、やっとDVDにて観た次第。
そいでもって、まあまあ、よかった。
よかったんだけども……、あくまでも「まあまあ」でしかない。どうしてかというと、「女の子たち」の性格とイメージに、ヴァリエーションが足りなかったから。
この映画には、今が旬の若手女優たちが、贅沢に何人も出演している。『HINOKIO/ヒノキオ』で好演して、主演作の『夜のピクニック』(これも長澤雅彦監督の作品だ)の公開が楽しみな多部未華子ちゃんを始めとして、同じく『夜のピクニック』に出演している西原亜希ちゃんや、もうすっかり有名人の黒川芽衣ちゃんに、森田彩華ちゃんや悠城早矢ちゃん。最近の青春ドラマや映画には欠かせない若手女優が、こんなにもいっぱい。それだけでもう、「きゃあああっ♪」って感じだった。
ただ、この女優さんたちが演じるキャラクターの性格設定と容姿の作りかた(特に髪型)がかぶっている場合が多くて、見慣れて納得するまでは、「あれ? この子は……、なにをしている子だっけ? あっちの子とは違う子……、だよねぇ?」と、混乱を招いてしまいかねない。誰もが主人公の高橋と関わっているのだけれど、その関わりかたがとても典型的すぎて個性に乏しいのも気になった。加えて、語弊を招く表現になってしまうが、「どの女の子も、男好きする女の子に創られているなぁ」という印象を受けたのだ。少々残念に思いつつ。私が女だからこそ、この作品から感じたそれらのイメージは、あまり間違っていないと思う。
とはいえ、充分に佳作の青春物語である。少なくとも、私は結構好きだ。爽やかさを通り越して「クサい」の域にまで達しているような内容だけれど、「中学時代って、こうだよなぁ」って素直に感慨深く思えるし、スポーツあり、初恋あり、複雑な恋あり、友達との葛藤あり……、と、青春映画に持っていてほしい要素は、「笑い」以外だいたい備えている。でもって、私は必ずしも映画に「笑い」を求めないから、なくてもまったく問題ないのだ。
この映画に限っては、「中学生」という設定だからこそよいような気がした(中学生を扱った『テニスの王子様』を私が好きだから、ではなくて。むしろ、それとは別の意味で)。なぜなら、「高校生」になると、否応なくセックスが絡んできてしまう。たとえ行為として伴わないにしても、感覚的に「性」が必然として存在するようになってくるからだ。無論、中学生にも「性」はありうるが、高校生のそれほど深刻で生々しくはなく、もっと青臭いもののような印象を受ける。その青臭さこそが、この映画が放つ魅力の軸であるように思えたのだった。
ラストは爽やかである。しかし、その爽やかさがおとなになっても続くわけではないと、「おとな」の観客は知っている。だからこそ、少々かわいそうに思う一方、子供たちの無垢と無知が、単純に羨ましくもなるのだった。
観た日:2006年5月20日(土)@自宅にてDVD

『青空のゆくえ』
参考:青空のゆくえ@映画生活 青空のゆくえ-FLiXムービーサイト
2005年・日本・102分
監督:長澤雅彦
プロデュース・企画:牛山拓二
脚本:日向朝子 山村裕二
撮影:服部徹夫
編集:掛須秀一
音楽:サン・パオ
出演:中山卓也 森田彩華 多部未華子 黒川芽衣
西原亜希 悠城早矢 佐々木和徳 橋爪遼 他
東京都世田谷区は三軒茶屋 ― この地にある中学校に通う3年生で、バスケット部員の高橋正樹(中山卓也)は、1学期の終了を境にアメリカへの移住が決定していた。高橋が異国へ転校することによって、彼を取り巻く少女たちや友人の心中も穏やかではなくなる。幼なじみ、クラス・メイト、部活仲間、そして、かつての友達 ― もう今まで通りの関係ではいられないと気づいた彼女たちは、高橋との残り少ない日々をどう過ごすのか……。
忘れもしない。『秘密のかけら』の試写会へ赴いたときのこと。『青空のゆくえ』のちらしをもらって&予告編を観て、「なんて私の好きそうな映画なんだ!」とわくわくしてしまったのだった。そのくせ、ロードショー時に観に行くのは忘れちゃったんだけど。で、やっとDVDにて観た次第。
そいでもって、まあまあ、よかった。
よかったんだけども……、あくまでも「まあまあ」でしかない。どうしてかというと、「女の子たち」の性格とイメージに、ヴァリエーションが足りなかったから。
この映画には、今が旬の若手女優たちが、贅沢に何人も出演している。『HINOKIO/ヒノキオ』で好演して、主演作の『夜のピクニック』(これも長澤雅彦監督の作品だ)の公開が楽しみな多部未華子ちゃんを始めとして、同じく『夜のピクニック』に出演している西原亜希ちゃんや、もうすっかり有名人の黒川芽衣ちゃんに、森田彩華ちゃんや悠城早矢ちゃん。最近の青春ドラマや映画には欠かせない若手女優が、こんなにもいっぱい。それだけでもう、「きゃあああっ♪」って感じだった。
ただ、この女優さんたちが演じるキャラクターの性格設定と容姿の作りかた(特に髪型)がかぶっている場合が多くて、見慣れて納得するまでは、「あれ? この子は……、なにをしている子だっけ? あっちの子とは違う子……、だよねぇ?」と、混乱を招いてしまいかねない。誰もが主人公の高橋と関わっているのだけれど、その関わりかたがとても典型的すぎて個性に乏しいのも気になった。加えて、語弊を招く表現になってしまうが、「どの女の子も、男好きする女の子に創られているなぁ」という印象を受けたのだ。少々残念に思いつつ。私が女だからこそ、この作品から感じたそれらのイメージは、あまり間違っていないと思う。
とはいえ、充分に佳作の青春物語である。少なくとも、私は結構好きだ。爽やかさを通り越して「クサい」の域にまで達しているような内容だけれど、「中学時代って、こうだよなぁ」って素直に感慨深く思えるし、スポーツあり、初恋あり、複雑な恋あり、友達との葛藤あり……、と、青春映画に持っていてほしい要素は、「笑い」以外だいたい備えている。でもって、私は必ずしも映画に「笑い」を求めないから、なくてもまったく問題ないのだ。
この映画に限っては、「中学生」という設定だからこそよいような気がした(中学生を扱った『テニスの王子様』を私が好きだから、ではなくて。むしろ、それとは別の意味で)。なぜなら、「高校生」になると、否応なくセックスが絡んできてしまう。たとえ行為として伴わないにしても、感覚的に「性」が必然として存在するようになってくるからだ。無論、中学生にも「性」はありうるが、高校生のそれほど深刻で生々しくはなく、もっと青臭いもののような印象を受ける。その青臭さこそが、この映画が放つ魅力の軸であるように思えたのだった。
ラストは爽やかである。しかし、その爽やかさがおとなになっても続くわけではないと、「おとな」の観客は知っている。だからこそ、少々かわいそうに思う一方、子供たちの無垢と無知が、単純に羨ましくもなるのだった。
観た日:2006年5月20日(土)@自宅にてDVD

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