ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2006/05/22 02:38 『ポセイドン』を観たよ。
カナヅチの私にとっては、相当の恐怖映像だよ。
『ポセイドン』
原題:"POSEIDON"
参考:ポセイドン@映画生活 ポセイドン-FLiXムービーサイト
2006年・アメリカ・98分
監督・製作:ウォルフガング・ペーターゼン
製作:マイク・フレイス アキヴァ・ゴールズマン 他
製作総指揮:ケヴィン・バーンズ ジョン・J・ジャシュニ 他
原作:ポール・ギャリコ
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
撮影:ジョン・シール
編集:ピーター・ホーネス
音楽:クラウス・バデルト
出演:ジョシュ・ルーカス カート・ラッセル エミー・ロッサム
リチャード・ドレイファス マイク・ヴォーゲル
ミア・マエストロ フレディ・ロドリゲス
ジミー・ベネット ケヴィン・ディロン 他
大晦日、そして、新年 ― 豪華客船・ポセイドン号の船内では、華やかなパーティーでニュー・イヤーが祝われていた。しかし、不幸は常に突然。いきなりの大波によってポセイドン号が転覆し、船内は死体だらけになってしまったのである。わずかな生存者のひとりであるギャンブラーのディラン(ジョシュ・ルーカス)は、救助を待たずに脱出を決意する。単独行動をしようとしていた彼だが、意思に反して道連れの仲間ができてしまった。消防士の経歴を持つ元ニューヨーク市長のラムジー(カート・ラッセル)を始めとした面々で、その中にはラムジーの娘・ジェニファー(エミー・ロッサム)や、彼女の恋人であるクリス(マイク・ヴォーゲル)も含まれていた。
1972年製作の『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク。オリジナルは未見。加えて、パニック・アドベンチャーというジャンルに普段たいして縁がないから、結構素直に楽しめた。全然飽きなかったし、従順に手に汗握ったよ。「こわーい! すごーい! どうしよー! ぎゃー!」(←感情が見えてこない字面だな、なぜか)って、心中で逐一大騒ぎしながら。
でも、それだけだなぁ。
豪華客船が惨事に見舞われる、ということで思い出すのは、やっぱり『タイタニック』。だけど、あれはアドベンチャーというよりラヴ・ストーリィだから、『ポセイドン』とはジャンル的に違うんだろうな。とはいえ、「比べちゃいけいない。畑違いなんだから」と思いつつ、『ポセイドン』を観ているあいだ、『タイタニック』の映像や演出が頭によぎってしかたなかった。酷似しているわけでも、似ていたとして悪いわけでも、優劣つけられるわけでも、別にないのだけれども。
リチャード・ドレイファスが左耳だけに大きなダイヤモンドのピアスをはめて登場したので、「あ、もしかして……」と思ったら、案の定、ゲイの役だった。恋に破れた、老齢のゲイ。メイン登場人物にこういう設定がつけられる辺り、時代が変わったなぁ、と嬉しく思う。また、ジョシュ・ルーカスも、カート・ラッセルも、エミー・ロッサムも、ミア・マエストロも、掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられそうな、繊細で複雑な状況やバック・グラウンドを抱えているらしい役柄を与えられていた。とはいえ、「体を張って船を脱出するのみ!」っていうノン・ストップ・アドベンチャーだから、センシティヴな人物背景も、ほとんど無意味。はっきり言って、ろくに生かされていない。でも、それでいいのかな、って思っちゃう。テンポがよくて興奮させられる脱出劇を存分に見せてもらえたし、メンタルな要素は普段自分が好んで観ているドラマ系映画に充分注入してもらっているし。
自分の嗜好にそぐう映画ではまったくなく、記憶にもあまり残りそうにないけれど、観ているあいだはダイレクトに楽しませてもらいました。
そうそう、『ポセイドン』を観るほんの数日前に、『夢駆ける馬ドリーマー』を観たばかりだったものだから、カート・ラッセルとフレディ・ロドリゲスの共演作が続いたことに、なんとなく不思議な気分にもなってみたりして。
ところで、驚いたのは、『ポセイドン』の原作がポール・ギャリコだということ。この作家が著した『ジェニィ』や『雪のひとひら』、『ザ・ロンリー』といった童話が私は大好きで大好きで、とにかく大好きで、子供の頃など、夢中になって読んだものだった。しかし、夢中になっていたくせに、ギャリコが『ポセイドン』のようなアドベンチャー小説も書いていたとは、今まで全然知らなかった。原作、ちょっと読んでみたくなったなぁ。
試写日:2006年5月20日(土)@東京国際フォーラム・ホールA

『ポセイドン』
原題:"POSEIDON"
参考:ポセイドン@映画生活 ポセイドン-FLiXムービーサイト
2006年・アメリカ・98分
監督・製作:ウォルフガング・ペーターゼン
製作:マイク・フレイス アキヴァ・ゴールズマン 他
製作総指揮:ケヴィン・バーンズ ジョン・J・ジャシュニ 他
原作:ポール・ギャリコ
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
撮影:ジョン・シール
編集:ピーター・ホーネス
音楽:クラウス・バデルト
出演:ジョシュ・ルーカス カート・ラッセル エミー・ロッサム
リチャード・ドレイファス マイク・ヴォーゲル
ミア・マエストロ フレディ・ロドリゲス
ジミー・ベネット ケヴィン・ディロン 他
大晦日、そして、新年 ― 豪華客船・ポセイドン号の船内では、華やかなパーティーでニュー・イヤーが祝われていた。しかし、不幸は常に突然。いきなりの大波によってポセイドン号が転覆し、船内は死体だらけになってしまったのである。わずかな生存者のひとりであるギャンブラーのディラン(ジョシュ・ルーカス)は、救助を待たずに脱出を決意する。単独行動をしようとしていた彼だが、意思に反して道連れの仲間ができてしまった。消防士の経歴を持つ元ニューヨーク市長のラムジー(カート・ラッセル)を始めとした面々で、その中にはラムジーの娘・ジェニファー(エミー・ロッサム)や、彼女の恋人であるクリス(マイク・ヴォーゲル)も含まれていた。
1972年製作の『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク。オリジナルは未見。加えて、パニック・アドベンチャーというジャンルに普段たいして縁がないから、結構素直に楽しめた。全然飽きなかったし、従順に手に汗握ったよ。「こわーい! すごーい! どうしよー! ぎゃー!」(←感情が見えてこない字面だな、なぜか)って、心中で逐一大騒ぎしながら。
でも、それだけだなぁ。
豪華客船が惨事に見舞われる、ということで思い出すのは、やっぱり『タイタニック』。だけど、あれはアドベンチャーというよりラヴ・ストーリィだから、『ポセイドン』とはジャンル的に違うんだろうな。とはいえ、「比べちゃいけいない。畑違いなんだから」と思いつつ、『ポセイドン』を観ているあいだ、『タイタニック』の映像や演出が頭によぎってしかたなかった。酷似しているわけでも、似ていたとして悪いわけでも、優劣つけられるわけでも、別にないのだけれども。
リチャード・ドレイファスが左耳だけに大きなダイヤモンドのピアスをはめて登場したので、「あ、もしかして……」と思ったら、案の定、ゲイの役だった。恋に破れた、老齢のゲイ。メイン登場人物にこういう設定がつけられる辺り、時代が変わったなぁ、と嬉しく思う。また、ジョシュ・ルーカスも、カート・ラッセルも、エミー・ロッサムも、ミア・マエストロも、掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられそうな、繊細で複雑な状況やバック・グラウンドを抱えているらしい役柄を与えられていた。とはいえ、「体を張って船を脱出するのみ!」っていうノン・ストップ・アドベンチャーだから、センシティヴな人物背景も、ほとんど無意味。はっきり言って、ろくに生かされていない。でも、それでいいのかな、って思っちゃう。テンポがよくて興奮させられる脱出劇を存分に見せてもらえたし、メンタルな要素は普段自分が好んで観ているドラマ系映画に充分注入してもらっているし。
自分の嗜好にそぐう映画ではまったくなく、記憶にもあまり残りそうにないけれど、観ているあいだはダイレクトに楽しませてもらいました。
そうそう、『ポセイドン』を観るほんの数日前に、『夢駆ける馬ドリーマー』を観たばかりだったものだから、カート・ラッセルとフレディ・ロドリゲスの共演作が続いたことに、なんとなく不思議な気分にもなってみたりして。
ところで、驚いたのは、『ポセイドン』の原作がポール・ギャリコだということ。この作家が著した『ジェニィ』や『雪のひとひら』、『ザ・ロンリー』といった童話が私は大好きで大好きで、とにかく大好きで、子供の頃など、夢中になって読んだものだった。しかし、夢中になっていたくせに、ギャリコが『ポセイドン』のようなアドベンチャー小説も書いていたとは、今まで全然知らなかった。原作、ちょっと読んでみたくなったなぁ。
試写日:2006年5月20日(土)@東京国際フォーラム・ホールA

[] [Top] []






