ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2006/05/20 10:35 『夢駆ける馬ドリーマー』を観たよ。
まあ、なんだかんだ言いつつ、アイ・ライン流れちゃうくらい泣きはしたんですけどね。
『夢駆ける馬ドリーマー』
原題:"DREAMER:INSPIRED BY A TRUE STORY"
参考:夢駆ける馬ドリーマー@映画生活 夢駆ける馬ドリーマー-FLiXムービーサイト
2005年・アメリカ・105分
監督・脚本:ジョン・ゲイティンズ
製作:マイケル・トーリン ブライアン・ロビンス
製作総指揮:アショク・アムリトラジ ステイシー・コーエン 他
撮影:フレッド・マーフィ
編集:デヴィッド・ローゼンブルーム
音楽:ジョン・デブニー
出演:カート・ラッセル ダコタ・ファニング エリザベス・シュー
クリス・クリストファーソン デヴィッド・モース フレディ・ロドリゲス 他
ケンタッキー州で競走馬の調教師をしているベン(カート・ラッセル)は、ある日、娘のケール(ダコタ・ファニング)を連れて現場へ赴いた。その日は、ベンが調教する前途有望な牝馬・ソーニャドールのレースがあったのだ。しかし、ソーニャドールはレース中に骨折してしまう。オーナーのパーマー(デヴィッド・モース)から安楽死させるように言われたが、ケールの手前、残酷な処理がはばかられたベンは、報酬と引き換えにソーニャドールを引き取った。結果的にパーマーから解雇されたベンは、自宅の牧場でソーニャドールに治療を受けさせて……。
「似たような映画を、ここ数年で確か観たよな」と、思い出してしまうのは、そう、『シービスケット』。あちらも、怪我をした競走馬が再生する、実話をベースにした映画。で、構成や編集が巧くて、脚本も整っていて、よくできているのは断然『夢駆ける馬ドリーマー』なのだけど、個性が際立っていて印象に残り続けるのは、少々粗があろうが、『シービスケット』。私にとってはね。
動物を描いた物語で、モンスター子役のダコタ・ファニングがメインで、ベテランの俳優たちによる麗しき家族愛で……、っていう内容なんだから、まあ、感動させられちゃうんだわ、わかりきってはいても。起承転結がよくできているから、コンスタントに泣ける。子供時代にこういう映画を観られたらよかったのかも、と思った。「命を大切にしよう」という精神や家族愛を、わかりやすく解説した教科書のような内容だから。
ただ、どこまで実話なのかはわからないけれど、物事があまりにもうまくいきすぎなのがひっかかる。純真な少女が全力で努力したら叶わない夢はなくて、純真な少女がにっこりと微笑めば協力しないおとなはいない、とでも言いたげな展開。夢を追うなら、挫折や障害だって必要なんじゃないのかしらね。
ジャンルもスタッフもまったく違うけれど、『シンデレラマン』を観たときとそっくりの感慨を覚えた。直球につくられた「感動映画の教科書」で、構成・脚本共に巧みで、観ているあいだは飽きなくて、もらい泣きもそれなりにする。だけど、心には残らない。観終えてから日が経っちゃえば、「そんな映画もあったっけ」という程度の扱いにしかならない、という。
ジョン・ゲイティンズの初監督作品とのこと。現在のところ、この人は「スポーツ映画専門」のようなシナリオ・ライター。『コーチ・カーター』、『陽だまりのグラウンド』、『サマーリーグ』の脚本を担当していた。で、この中の『陽だまりのグラウンド』という作品が、私は結構好きだったのだ。少年野球のコーチをキアヌ・リーヴスが演じるという、ベタでお涙ちょうだいの物語ではあるのだけれど、クサくなりすぎず、爽やかでもなく、こんなにあっけらかんとした設定にもかかわらず、陰影が漂っていたのだ。その陰影の部分に惹かれたから、『夢駆ける馬ドリーマー』のメガホンがゲイティンズだと知って、結構期待して観たのだけれど、ダークさのかけらもない毒気ゼロの感動物だったので、ちょっと残念だった。もちろん、それは欠点ではないのだけれども。
ところで、この作品でのダコタ・ファニング、歯並びが非常に悪い。前歯ががたがたで、八重歯も飛び出ていて。今年で12歳の彼女だけど、まだ乳歯があって歯列矯正できないとか? それとも、役作りとしてのメイクの一環? 歯の美しさにあれほど神経質なアメリカで、あれだけの華々しい稼ぎかたをしている子役が、よくない歯並びを矯正しないなんて、そんなこと、ありえないよなぁ。矯正するとしたって、いくらでもお金かけられるはずだし。やっぱり、「貧しい牧場の娘」としての役作りゆえの意図的ながたがたの歯だったのかしら。※追記:テレビでインタビューを受けていたダコタ・ファニングを見たら、彼女の歯は美しく整っていました。やはり、この映画での歯並びは意図的な演出だったようです(汗)。
試写日:2006年5月18日(木)@ニッショーホール

『夢駆ける馬ドリーマー』
原題:"DREAMER:INSPIRED BY A TRUE STORY"
参考:夢駆ける馬ドリーマー@映画生活 夢駆ける馬ドリーマー-FLiXムービーサイト
2005年・アメリカ・105分
監督・脚本:ジョン・ゲイティンズ
製作:マイケル・トーリン ブライアン・ロビンス
製作総指揮:アショク・アムリトラジ ステイシー・コーエン 他
撮影:フレッド・マーフィ
編集:デヴィッド・ローゼンブルーム
音楽:ジョン・デブニー
出演:カート・ラッセル ダコタ・ファニング エリザベス・シュー
クリス・クリストファーソン デヴィッド・モース フレディ・ロドリゲス 他
ケンタッキー州で競走馬の調教師をしているベン(カート・ラッセル)は、ある日、娘のケール(ダコタ・ファニング)を連れて現場へ赴いた。その日は、ベンが調教する前途有望な牝馬・ソーニャドールのレースがあったのだ。しかし、ソーニャドールはレース中に骨折してしまう。オーナーのパーマー(デヴィッド・モース)から安楽死させるように言われたが、ケールの手前、残酷な処理がはばかられたベンは、報酬と引き換えにソーニャドールを引き取った。結果的にパーマーから解雇されたベンは、自宅の牧場でソーニャドールに治療を受けさせて……。
「似たような映画を、ここ数年で確か観たよな」と、思い出してしまうのは、そう、『シービスケット』。あちらも、怪我をした競走馬が再生する、実話をベースにした映画。で、構成や編集が巧くて、脚本も整っていて、よくできているのは断然『夢駆ける馬ドリーマー』なのだけど、個性が際立っていて印象に残り続けるのは、少々粗があろうが、『シービスケット』。私にとってはね。
動物を描いた物語で、モンスター子役のダコタ・ファニングがメインで、ベテランの俳優たちによる麗しき家族愛で……、っていう内容なんだから、まあ、感動させられちゃうんだわ、わかりきってはいても。起承転結がよくできているから、コンスタントに泣ける。子供時代にこういう映画を観られたらよかったのかも、と思った。「命を大切にしよう」という精神や家族愛を、わかりやすく解説した教科書のような内容だから。
ただ、どこまで実話なのかはわからないけれど、物事があまりにもうまくいきすぎなのがひっかかる。純真な少女が全力で努力したら叶わない夢はなくて、純真な少女がにっこりと微笑めば協力しないおとなはいない、とでも言いたげな展開。夢を追うなら、挫折や障害だって必要なんじゃないのかしらね。
ジャンルもスタッフもまったく違うけれど、『シンデレラマン』を観たときとそっくりの感慨を覚えた。直球につくられた「感動映画の教科書」で、構成・脚本共に巧みで、観ているあいだは飽きなくて、もらい泣きもそれなりにする。だけど、心には残らない。観終えてから日が経っちゃえば、「そんな映画もあったっけ」という程度の扱いにしかならない、という。
ジョン・ゲイティンズの初監督作品とのこと。現在のところ、この人は「スポーツ映画専門」のようなシナリオ・ライター。『コーチ・カーター』、『陽だまりのグラウンド』、『サマーリーグ』の脚本を担当していた。で、この中の『陽だまりのグラウンド』という作品が、私は結構好きだったのだ。少年野球のコーチをキアヌ・リーヴスが演じるという、ベタでお涙ちょうだいの物語ではあるのだけれど、クサくなりすぎず、爽やかでもなく、こんなにあっけらかんとした設定にもかかわらず、陰影が漂っていたのだ。その陰影の部分に惹かれたから、『夢駆ける馬ドリーマー』のメガホンがゲイティンズだと知って、結構期待して観たのだけれど、ダークさのかけらもない毒気ゼロの感動物だったので、ちょっと残念だった。もちろん、それは欠点ではないのだけれども。
ところで、この作品でのダコタ・ファニング、歯並びが非常に悪い。前歯ががたがたで、八重歯も飛び出ていて。今年で12歳の彼女だけど、まだ乳歯があって歯列矯正できないとか? それとも、役作りとしてのメイクの一環? 歯の美しさにあれほど神経質なアメリカで、あれだけの華々しい稼ぎかたをしている子役が、よくない歯並びを矯正しないなんて、そんなこと、ありえないよなぁ。矯正するとしたって、いくらでもお金かけられるはずだし。やっぱり、「貧しい牧場の娘」としての役作りゆえの意図的ながたがたの歯だったのかしら。※追記:テレビでインタビューを受けていたダコタ・ファニングを見たら、彼女の歯は美しく整っていました。やはり、この映画での歯並びは意図的な演出だったようです(汗)。
試写日:2006年5月18日(木)@ニッショーホール

夢駆ける馬ドリーマー /
映画
[] [Top] []






