ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2006/03/22 01:15 『恋は負けない』を観たよ。
つめは甘いけど、あと味爽やか。
『恋は負けない』
原題:"LOSER"
参考:恋は負けない@映画生活
2000年・アメリカ・95分
監督・製作・脚本:エイミー・ヘッカリング
製作・出演:トゥインク・カプラン
製作総指揮:ジョン・M・エッカート
撮影:ロブ・ハーン
音楽:デヴィッド・キティ
出演:ジェイソン・ビッグス ミーナ・スヴァーリ
グレッグ・キニア ダン・エイクロイド 他
ニューヨークの大学に入学した、地方出身者であか抜けないポール(ジェイソン・ビッグス)。純粋で優しい彼は、大都会での新生活に心を躍らせていたが、田舎っぽくて真面目すぎるのがあだになってか、一向に友達ができず、からかわれたり利用されたりするばかりだった。そんなポールにも、普通に接してくれたのが、同じ大学の生徒・ドーラ(ミーナ・スヴァーリ)。しかし、ドーラもドーラで、落ち着きとは無縁の状況にあった。学費を稼がなくてはならないのにアルバイトがなかなか見つからず、加えて、秘密の交際をしているオルコット教授(グレッグ・キニア)ともぎくしゃくしがちなのである。
この感想文を書くにあたって調べてわかったんだけど、エイミー・ヘッカリングっていう監督、『初体験/リッジモント・ハイ』と『クルーレス』を撮った監督さんなんだね。青春映画好きにとっては、どちらの作品も結構重要なはず。でもって、この2本ほど印象が強いわけではないけれど、『恋は負けない』も思いっきり学園青春もの。あたりまえとはいえ、監督さんにも、得意分野ってのがあるんだね。
そして、青春映画ファンは、ジェイソン・ビッグスとミーナ・スヴァーリと聞けば、『アメリカン・パイ』を思い出すはず。『恋は負けない』の前年に製作された映画だ。おバカでエッチな青春コメディなんだけど、当時、ものすごく好きだったよ、私。シリーズで3作つくられた中でも、1作目のアメパイが、最も勢いあって、単純におもしろかったなぁ。
さて、『恋は負けない』。センスがなくて、的外れな邦題だよな。そんなに躍起になって恋愛しているような内容じゃなかったよ。原題は"LOSER"。つまり、「負け犬」。すごく的確に「名は体を表しちゃってる」タイトルだと思う。
大好きな学園青春モノで、大好きなミーナ・スヴァーリがヒロインで、大好きなニューヨークが舞台のわけだから、もうそれだけで私は楽しい。とはいえ、物語にはちょっとばかし難がある。先にも書いたけど、とにかくいろいろとつめが甘い。その最たるものが、ドーラの家庭環境。彼女は当初、門限に厳格な母親のいる実家から大学へ通っているのだけれど、物語の中盤以降は、なんの無理もなく外泊等をしているように見える。「なんで? お母さんは?」って怪訝な気持ちになっちゃった。また、ドーラは学費を自分で稼ぐ苦学生なんだけど、そもそもどうしてそんなにお金に困っているのかが描かれていない。そういったバック・グラウンドを中途半端に設定に組み込むくらいなら、最初からまったく見せないほうが、かえってリアリティが出るもんだと思うんだけどな、って勝手にも考えちゃった。
でも、ジェイソン・ビッグスの顔の演技がなかなか見応えあるし、地味で普通っぽいニューヨークの風景に味があるし、なにより、ミーナがそりゃあもうキュートだから、とにかくそれだけで充分(私には)。この作品でのミーナのファッションは、基本的にゴスロリちっくでメイクも濃くて、それはそれでかわいいのだけれども、屋内で部屋着を着てすっぴんに近いような顔をしているシーンでの愛らしさったら、もうため息ものですよ。でもって、小悪魔系のミーナと、柔和でいかにも好青年のジェイソンって、並ぶといい感じに映えるんだわ。
……ん? なんだか、妙に褒めちぎってるような文章になっちゃったけど、この映画を他者に勧めてるわけじゃありません。それはできない、あんまり。
観た日:2006年3月18日(土)@自宅にてDVD
『恋は負けない』
原題:"LOSER"
参考:恋は負けない@映画生活
2000年・アメリカ・95分
監督・製作・脚本:エイミー・ヘッカリング
製作・出演:トゥインク・カプラン
製作総指揮:ジョン・M・エッカート
撮影:ロブ・ハーン
音楽:デヴィッド・キティ
出演:ジェイソン・ビッグス ミーナ・スヴァーリ
グレッグ・キニア ダン・エイクロイド 他
ニューヨークの大学に入学した、地方出身者であか抜けないポール(ジェイソン・ビッグス)。純粋で優しい彼は、大都会での新生活に心を躍らせていたが、田舎っぽくて真面目すぎるのがあだになってか、一向に友達ができず、からかわれたり利用されたりするばかりだった。そんなポールにも、普通に接してくれたのが、同じ大学の生徒・ドーラ(ミーナ・スヴァーリ)。しかし、ドーラもドーラで、落ち着きとは無縁の状況にあった。学費を稼がなくてはならないのにアルバイトがなかなか見つからず、加えて、秘密の交際をしているオルコット教授(グレッグ・キニア)ともぎくしゃくしがちなのである。
この感想文を書くにあたって調べてわかったんだけど、エイミー・ヘッカリングっていう監督、『初体験/リッジモント・ハイ』と『クルーレス』を撮った監督さんなんだね。青春映画好きにとっては、どちらの作品も結構重要なはず。でもって、この2本ほど印象が強いわけではないけれど、『恋は負けない』も思いっきり学園青春もの。あたりまえとはいえ、監督さんにも、得意分野ってのがあるんだね。
そして、青春映画ファンは、ジェイソン・ビッグスとミーナ・スヴァーリと聞けば、『アメリカン・パイ』を思い出すはず。『恋は負けない』の前年に製作された映画だ。おバカでエッチな青春コメディなんだけど、当時、ものすごく好きだったよ、私。シリーズで3作つくられた中でも、1作目のアメパイが、最も勢いあって、単純におもしろかったなぁ。
さて、『恋は負けない』。センスがなくて、的外れな邦題だよな。そんなに躍起になって恋愛しているような内容じゃなかったよ。原題は"LOSER"。つまり、「負け犬」。すごく的確に「名は体を表しちゃってる」タイトルだと思う。
大好きな学園青春モノで、大好きなミーナ・スヴァーリがヒロインで、大好きなニューヨークが舞台のわけだから、もうそれだけで私は楽しい。とはいえ、物語にはちょっとばかし難がある。先にも書いたけど、とにかくいろいろとつめが甘い。その最たるものが、ドーラの家庭環境。彼女は当初、門限に厳格な母親のいる実家から大学へ通っているのだけれど、物語の中盤以降は、なんの無理もなく外泊等をしているように見える。「なんで? お母さんは?」って怪訝な気持ちになっちゃった。また、ドーラは学費を自分で稼ぐ苦学生なんだけど、そもそもどうしてそんなにお金に困っているのかが描かれていない。そういったバック・グラウンドを中途半端に設定に組み込むくらいなら、最初からまったく見せないほうが、かえってリアリティが出るもんだと思うんだけどな、って勝手にも考えちゃった。
でも、ジェイソン・ビッグスの顔の演技がなかなか見応えあるし、地味で普通っぽいニューヨークの風景に味があるし、なにより、ミーナがそりゃあもうキュートだから、とにかくそれだけで充分(私には)。この作品でのミーナのファッションは、基本的にゴスロリちっくでメイクも濃くて、それはそれでかわいいのだけれども、屋内で部屋着を着てすっぴんに近いような顔をしているシーンでの愛らしさったら、もうため息ものですよ。でもって、小悪魔系のミーナと、柔和でいかにも好青年のジェイソンって、並ぶといい感じに映えるんだわ。
……ん? なんだか、妙に褒めちぎってるような文章になっちゃったけど、この映画を他者に勧めてるわけじゃありません。それはできない、あんまり。
観た日:2006年3月18日(土)@自宅にてDVD
[] [Top] []






