ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2006/02/25 03:10 『50回目のファースト・キス』を観たよ。
テニプリの黄金ペア・ファンのかたには、あるポイント限定でお勧めできる映画。内容や構成がどうとかいう意味ではなくて、とある「視覚的インパクト」のために。
『50回目のファースト・キス』
原題:"50 FIRST DATES"
参考:50回目のファーストキス@映画生活
2004年・アメリカ・99分
監督:ピーター・シーガル
製作:ジャック・ジャラプト スティーヴ・ゴリン 他
製作総指揮:マイケル・ユーイング ジェイ・ローチ 他
脚本:ジョージ・ウィング
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:テディ・カステルッチ
出演:アダム・サンドラー ドリュー・バリモア
ロブ・シュナイダー ショーン・アスティン ダン・エイクロイド 他
舞台はハワイ。海獣の獣医であるプレイ・ボーイのヘンリー(アダム・サンドラー)は、朝食を摂りに訪れたダイナーでルーシー(ドリュー・バリモア)と出逢ったことにより、プレイ・ボーイを返上する恋に落ちた。しかし、ヘンリーがどれだけルーシーを想っても、ふたりの関係が深まることは難しい。なぜなら、1年前に交通事故で頭を打ったルーシーは、それ以来、短期記憶喪失障害 ― 当日の記憶を、ひと晩眠ったらすべて忘れてしまう ― と診断されていたからだ。
もう長らく恋人として想い続けて&つきあい続けている相手に、日々、"Nice to meet you."と新鮮な顔で言われてしまうせつなさ。これには……、涙せずにはいられなかったけれども。
まあ、それは置いておいて。
「恋愛映画」として観ると、正直、私には手ごたえがぬるい内容だった。ただ、「ロマンティック・コメディ」とすれば、「まあ、こういうのって、すごく『あり』だよな」と思えなくもない。
記憶喪失というネタは、とてもシリアスである。こういう重いネタを扱っているわりには、当の記憶喪失患者であるルーシーの心理描写に深みがなさすぎる。単純すぎる。一見、まあまあ感動的に、それなりにお洒落に、とびきりロマンティックにできあがっている物語ではあるのだが、「もし自分がルーシーだったら……」と勝手にも置き換えてみると、「それは無理があるんじゃないの!?」と言いたくなっちゃう部分が、少なくとも私にはかなり多くあった。特に、映画後半の部分で。
かわいらしい映画。夢もある映画。ハワイのロケが生きた、映像的に美しい映画。だから、人間の心の裏側や、「ちょっと待て。そのラストのあと、本当に問題はないのか?」と言いたくなっちゃう欲求、そういうのに目をつむれば、あるいは、気づかなければ、美味しい鑑賞時間を過ごせる可能性が高い作品。メインの役者さんたち、誰もがベテランで、安心の巧さだしさ。ああ、それにしても、ダン・エイクロイド、久しぶりに観たなぁ。……歳、取ってたわ。とはいえ、体型はあまり変わってないと思う。さすが、役者さん。
ドリュー・バリモアって、実は結構好き。決して美人ではないし、プロポーションもぱっとしない人だけれど、「子役時代の名声」だけで引っ張ってるわけではない魅力が確実にあると思う。演技力は当然の前提とした上で言うけれど、今作や『サンキュー、ボーイズ』、『25年目のキス』、『ウェディング・シンガー』などなどといった、「一般人の自分たちにも、もしかしたらあり得るかもしれないドラマや恋愛物」を体現したときのドリューには、鉄壁の説得力があるように思うのね。語弊を承知で言うけれど、その理由は多分、ドリューが「絶世の美女」ではないから、ではないのかな。もしかしたら友達にいそうな、もしかしたら自分もなっていそうな、そういう美人度のドリューが現代を舞台に展開していくストーリィって、とても感情移入しやすい。少なくとも、私には。ただ、一般人には逆立ちしても真似できないポイントが当然ドリューにはあって、その最たるものが「笑顔」だと思う。一般人がどんなに最高の笑顔をつくっても、あんなにチャーミングな雰囲気はまとえないだろうから。
観た日:2006年2月25日@自宅にてDVD
『50回目のファースト・キス』
原題:"50 FIRST DATES"
参考:50回目のファーストキス@映画生活
2004年・アメリカ・99分
監督:ピーター・シーガル
製作:ジャック・ジャラプト スティーヴ・ゴリン 他
製作総指揮:マイケル・ユーイング ジェイ・ローチ 他
脚本:ジョージ・ウィング
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:テディ・カステルッチ
出演:アダム・サンドラー ドリュー・バリモア
ロブ・シュナイダー ショーン・アスティン ダン・エイクロイド 他
舞台はハワイ。海獣の獣医であるプレイ・ボーイのヘンリー(アダム・サンドラー)は、朝食を摂りに訪れたダイナーでルーシー(ドリュー・バリモア)と出逢ったことにより、プレイ・ボーイを返上する恋に落ちた。しかし、ヘンリーがどれだけルーシーを想っても、ふたりの関係が深まることは難しい。なぜなら、1年前に交通事故で頭を打ったルーシーは、それ以来、短期記憶喪失障害 ― 当日の記憶を、ひと晩眠ったらすべて忘れてしまう ― と診断されていたからだ。
もう長らく恋人として想い続けて&つきあい続けている相手に、日々、"Nice to meet you."と新鮮な顔で言われてしまうせつなさ。これには……、涙せずにはいられなかったけれども。
まあ、それは置いておいて。
「恋愛映画」として観ると、正直、私には手ごたえがぬるい内容だった。ただ、「ロマンティック・コメディ」とすれば、「まあ、こういうのって、すごく『あり』だよな」と思えなくもない。
記憶喪失というネタは、とてもシリアスである。こういう重いネタを扱っているわりには、当の記憶喪失患者であるルーシーの心理描写に深みがなさすぎる。単純すぎる。一見、まあまあ感動的に、それなりにお洒落に、とびきりロマンティックにできあがっている物語ではあるのだが、「もし自分がルーシーだったら……」と勝手にも置き換えてみると、「それは無理があるんじゃないの!?」と言いたくなっちゃう部分が、少なくとも私にはかなり多くあった。特に、映画後半の部分で。
かわいらしい映画。夢もある映画。ハワイのロケが生きた、映像的に美しい映画。だから、人間の心の裏側や、「ちょっと待て。そのラストのあと、本当に問題はないのか?」と言いたくなっちゃう欲求、そういうのに目をつむれば、あるいは、気づかなければ、美味しい鑑賞時間を過ごせる可能性が高い作品。メインの役者さんたち、誰もがベテランで、安心の巧さだしさ。ああ、それにしても、ダン・エイクロイド、久しぶりに観たなぁ。……歳、取ってたわ。とはいえ、体型はあまり変わってないと思う。さすが、役者さん。
ドリュー・バリモアって、実は結構好き。決して美人ではないし、プロポーションもぱっとしない人だけれど、「子役時代の名声」だけで引っ張ってるわけではない魅力が確実にあると思う。演技力は当然の前提とした上で言うけれど、今作や『サンキュー、ボーイズ』、『25年目のキス』、『ウェディング・シンガー』などなどといった、「一般人の自分たちにも、もしかしたらあり得るかもしれないドラマや恋愛物」を体現したときのドリューには、鉄壁の説得力があるように思うのね。語弊を承知で言うけれど、その理由は多分、ドリューが「絶世の美女」ではないから、ではないのかな。もしかしたら友達にいそうな、もしかしたら自分もなっていそうな、そういう美人度のドリューが現代を舞台に展開していくストーリィって、とても感情移入しやすい。少なくとも、私には。ただ、一般人には逆立ちしても真似できないポイントが当然ドリューにはあって、その最たるものが「笑顔」だと思う。一般人がどんなに最高の笑顔をつくっても、あんなにチャーミングな雰囲気はまとえないだろうから。
観た日:2006年2月25日@自宅にてDVD
2006/02/25 02:23 更新情報。
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