ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。
2006/02/18 00:11 どどどど、どうしよう……っ!!
このリンク先だとちょっと中途半端な気もするんだけど、ほかにニュース元知らない。ああ、どうしよう……。私が大好きで大好きで大好きで大好きでたまらない、ハードボイルド小説"パトリック&アンジー"シリーズ(原作はデニス・レヘイン)が、映画になるらしいのだ。
デニス・レヘインが「デニス・ルヘイン」と表記されるようになる前から、『ミスティック・リバー』で一躍有名になる前から、私はこの作家が好きだった。っていうか、この作家が書くパトリックとアンジーが好きだった。今回映画化が決まったのは、シリーズ4作目『愛しき者はすべて去りゆく』で、問題じゃなくて気になるのは、これ↓。
監督がベン・アフレック。
ものすごく心配なんですけど。失礼だとは百も承知で、心配で心配でたまらないんですけど。
ちなみに、パトリック役はベンの弟のケイシー・アフレックで、アンジー役はミシェル・モナハン。当初は、ベン・アフレック&ジェニファー・ロペスがキャスティングされそうになっていたようだ。……このカップルが破局したから実現しなかったんだろうな。ベンがパットを、J.Loがアンジーを演じたら、なんて……、想像しただけで、イメージと違いすぎて泣けてくる……。ケイシーとミシェルだって私のイメージとは全然違うけど、ベンとJ.Loに比べたらはるかにましだ……。
ちなみに、原作を読んでいるときの私の頭の中では、パトリックはトビー・マグワイア、アンジーはアンジェリーナ・ジョリー(←「名前のせいだろ、おまえ」と言われそうだが、誓ってそれだけの印象のせいじゃない)で動きまわっていた。今更違う顔と声なんてあてられないよ、脳内で。あぁぁぁぁ……、こういう葛藤、思い入れある原作がなんらかのメディアに進出する際に、必ず襲われるもんだよなぁ……。
原作のシリーズは、典型的にハードボイルドだ。ものすごく直球の固ゆでなのだ。なのに、パットとアンジーのせつなくて繊細な極上の恋愛小説でもある。ボストンで私立探偵をしているパトリックとアンジーは、幼なじみ同士。お互いに好き合っているのに、誰よりも互いが大切なのに、さまざまな感慨と、なにより臆病心から、一線を越えることができないのである(うぅ、なんて私好みの設定だ……)。無論、シリーズが進むにつれて、このふたりの関係も少しずつ少しずつ変化を遂げていくのだが、その変化は決して、幸せだけに傾いていくわけではないのだ……。ってか、いきなりシリーズ4作目が映画化って時点で、パットとアンジーの亀の歩みみたいにじれったい恋愛模様(けなしているわけではない。このじりじり感も魅力のひとつだから)なんかろくに描かれないって証拠じゃん。どうしよう、「ハードボイルド・アクション」とかになっちゃったら。原作でも確かにアクション・シーンがないわけじゃないし、パットもアンジーも拳や銃を思いっきり使うけど、あれ、全然アクション小説じゃないよぅ……。アクションに偏ったミステリじゃないよぅ……。
三日三晩寝ずに熱く語れるくらい、愛していてたまらないミステリ・シリーズである。心理描写の魔術師のようなレヘイン。その心理描写にこそ私は惚れた。加えて、レヘインの文章は芸術品のごとく美しい。このシリーズを翻訳していらっしゃる鎌田三平さんの訳文も素敵だ。日本での出版元は角川文庫。シリーズ第1作目のタイトルは『スコッチに涙を託して』。比喩が多用された表現や、緻密な心理描写を好む人には、自信を持ってお勧めできるミステリ・シリーズである。
はっきり言って、映像化なんて、まったく望んでいなかった……。いや、できるもんならしてほしくない。だけど、……映画になったら、やっぱり観ちゃうんだろうな。
近年、私のベン・アフレックに対する印象は、なぜかあんまりよくない。……ああ、でも、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の脚本を書いたこともあるベン・アフレック。あの映画は好きだ。感傷的でよかった。あれくらいの感傷性ばりばりにパットとアンジーを描写できるんだろうか。してくれるんなら安心だ。だけど、あの映画の監督はガス・ヴァン・サントだった。脚本はマット・デイモンとベンの共同作業だった。……だめだ、やっぱり心配が消えない。どうしよう。
デニス・レヘインが「デニス・ルヘイン」と表記されるようになる前から、『ミスティック・リバー』で一躍有名になる前から、私はこの作家が好きだった。っていうか、この作家が書くパトリックとアンジーが好きだった。今回映画化が決まったのは、シリーズ4作目『愛しき者はすべて去りゆく』で、
監督がベン・アフレック。
ものすごく心配なんですけど。失礼だとは百も承知で、心配で心配でたまらないんですけど。
ちなみに、パトリック役はベンの弟のケイシー・アフレックで、アンジー役はミシェル・モナハン。当初は、ベン・アフレック&ジェニファー・ロペスがキャスティングされそうになっていたようだ。……このカップルが破局したから実現しなかったんだろうな。ベンがパットを、J.Loがアンジーを演じたら、なんて……、想像しただけで、イメージと違いすぎて泣けてくる……。ケイシーとミシェルだって私のイメージとは全然違うけど、ベンとJ.Loに比べたらはるかにましだ……。
ちなみに、原作を読んでいるときの私の頭の中では、パトリックはトビー・マグワイア、アンジーはアンジェリーナ・ジョリー(←「名前のせいだろ、おまえ」と言われそうだが、誓ってそれだけの印象のせいじゃない)で動きまわっていた。今更違う顔と声なんてあてられないよ、脳内で。あぁぁぁぁ……、こういう葛藤、思い入れある原作がなんらかのメディアに進出する際に、必ず襲われるもんだよなぁ……。
原作のシリーズは、典型的にハードボイルドだ。ものすごく直球の固ゆでなのだ。なのに、パットとアンジーのせつなくて繊細な極上の恋愛小説でもある。ボストンで私立探偵をしているパトリックとアンジーは、幼なじみ同士。お互いに好き合っているのに、誰よりも互いが大切なのに、さまざまな感慨と、なにより臆病心から、一線を越えることができないのである(うぅ、なんて私好みの設定だ……)。無論、シリーズが進むにつれて、このふたりの関係も少しずつ少しずつ変化を遂げていくのだが、その変化は決して、幸せだけに傾いていくわけではないのだ……。ってか、いきなりシリーズ4作目が映画化って時点で、パットとアンジーの亀の歩みみたいにじれったい恋愛模様(けなしているわけではない。このじりじり感も魅力のひとつだから)なんかろくに描かれないって証拠じゃん。どうしよう、「ハードボイルド・アクション」とかになっちゃったら。原作でも確かにアクション・シーンがないわけじゃないし、パットもアンジーも拳や銃を思いっきり使うけど、あれ、全然アクション小説じゃないよぅ……。アクションに偏ったミステリじゃないよぅ……。
三日三晩寝ずに熱く語れるくらい、愛していてたまらないミステリ・シリーズである。心理描写の魔術師のようなレヘイン。その心理描写にこそ私は惚れた。加えて、レヘインの文章は芸術品のごとく美しい。このシリーズを翻訳していらっしゃる鎌田三平さんの訳文も素敵だ。日本での出版元は角川文庫。シリーズ第1作目のタイトルは『スコッチに涙を託して』。比喩が多用された表現や、緻密な心理描写を好む人には、自信を持ってお勧めできるミステリ・シリーズである。
はっきり言って、映像化なんて、まったく望んでいなかった……。いや、できるもんならしてほしくない。だけど、……映画になったら、やっぱり観ちゃうんだろうな。
近年、私のベン・アフレックに対する印象は、なぜかあんまりよくない。……ああ、でも、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の脚本を書いたこともあるベン・アフレック。あの映画は好きだ。感傷的でよかった。あれくらいの感傷性ばりばりにパットとアンジーを描写できるんだろうか。してくれるんなら安心だ。だけど、あの映画の監督はガス・ヴァン・サントだった。脚本はマット・デイモンとベンの共同作業だった。……だめだ、やっぱり心配が消えない。どうしよう。
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