ごはんの支度をしながら、気の合う映画を想うのが好き。字書き屋・香ん乃がお贈りする、インフォメーション・シネマ感想文・雑記など。 
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 うーん……。つまらなすぎる映画観ちゃったときの、消化しようがない脱力感を感じてしまった。肌に合わなかったなぁ。

『アサルト13/要塞警察』
原題:"ASSAULT ON PRECINCT 13"
参考:アサルト13/要塞警察@映画生活
2005年・アメリカ/フランス・110分
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
製作:パスカル・コーシュトゥー ジェフリー・シルヴァー 他
製作総指揮:ドン・カーモディ ジョセフ・カウフマン 他
脚本:ジェームズ・デモナコ
撮影:ロバート・ギャンツ
音楽:グレーム・レヴェル
出演:イーサン・ホーク ローレンス・フィッシュバーン
   ジョン・レグイザモ マリア・ベロ ガブリエル・バーン 他

 大晦日のデトロイトは大雪だった。この日を最後に閉鎖となる13分署では、巡査部長のローニック(イーサン・ホーク)や妖艶な秘書のアイリス(ドレア・ド・マッテオ)といった面々が、静かな年越しを迎えようとしていた。しかし、署内の緊張は一気に高まる。激しい雪のために護送が難しくなった凶悪犯のビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)たちが、この13分署へ臨時で送られてきたからだ。だが、混乱はこれだけではおさまらなかった。武装した何者かの集団によって、13分署が突然攻撃され始めたのだ。

 ジョン・カーペンターの有名なアクション映画『要塞警察』のリメイク。「有名」と書いたけど、不勉強な私は未見。なので、オリジナルと比べることはできない。

「ウェットなアクションだなぁ」っていうのが第一印象。ひたすら暗い。画面もストーリィも。だけど、私は暗い物語が嫌いなわけではない。むしろ、好きだ。しかし、この作品は、暗いだけで深みがない。物語は至極単純で、台詞は簡素。はっきり言ってしまえば陳腐。暗いストーリィが映えるのは、緻密な脚本がある場合のみだ。ただ雰囲気的に暗いだけで中身がない物語になんて、魅力感じないよ、私は。……実は、内容と脚本にかなり期待して観てしまったから、落胆は結構大きかった。脚本を務めたジェームズ・デモナコは『交渉人』の脚本を手がけたひとり。でもって、「あの『交渉人』のスタッフが関わった映画」として、『アサルト13/要塞警察』はずいぶん派手に宣伝されていた。私はたやすくそれにだまされた。

『交渉人』 ― めちゃくちゃ面白くて、よくできていたサスペンス映画(でも、日本ではいまいちヒットしなかった。きっと、キャストが何気に地味だったからなんだろうな)。そういうジャンルが大丈夫なかたは、ぜひご覧ください。

 で、『交渉人』の話はよいとして……、本当、ひねりも味わいもなかったんだよ、『アサルト13/要塞警察』。サスペンス要素もある映画として売るんだろうけど、展開は簡単に読める。っていうか、頭を駆使して読む必要なんかないくらい単純で平凡。ぎりぎり系アクションとしても中途半端。「次から次へと、人が殺されちゃうのねぇ」とため息混じりに思うだけで、いても立ってもいられなくなるような手に汗握るアクションは期待できない。なにを見せたかったんだよ、この映画?

 ローレンス・フィッシュバーン。私がこの人をメインで知っているのは多分『マトリックス』シリーズでだけなんだけど、そのときから、「顔は印象強いけど、……大根?」って思っていた。今回でもそう思った。ヴィジュアル的インパクトで記憶に刻まれるだけにしか思えない。台詞の言い方にも、マイムにも、深みや巧さを感じられない。存在感があることは認めるけれど。たまたま私が、彼のその存在感だけが強調されている映画しか観ていないだけかもしれないとはいえ。

 イーサン・ホーク。かなり好きな役者。だからこそ、彼の主演作を「つまらない」と感じちゃった自分が残念。

 ドレア・ド・マッテオ。マドンナに似ているような気がする。

 この日、私は疲れていた。寝不足でもあった。忙しさMAXの月曜日でもあった。そもそも、恋愛&ドラマ映画ジャンキーだから、アクションやサスペンスに関しては素人。だから、「つまらないじゃん!」って印象をいだいちゃったこの映画に対して、普通程度の寛容さや知識が欠けている可能性は多分にある。なので、あてにならないと思う、この感想文。まあ、私の書くすべての映画感想文があてにならないとはいえ。

試写日:2006年2月13日@東商ホール
 もうずいぶん前のことになる。まだブログじゃなくてサイト内で日記をつけていた頃、その日記の中で、毎日の食事の内容を公開していたことがあった。いろいろあってばたばたして、いつのまにか書かなくなってしまったけれど。

 なんとなく、ごはん日記をまたつけたい気分になった。でも、義務化したり凝ったりすると続かなくなるから、おうちでごはんをつくったときで、かつ、記録してもいいような気分のときだけ、書いておこうかな、って。お料理写真を添えたりできれば、よりブログっぽいんだろうな、とは思うけど、……うん、手をかけすぎると続かなくなるからさ、やめておく。撮影欲や画像欲って、あんまりないし。センスもないし。

 お洒落じゃなければ、ヴァラエティにも全然富んでいないような、地味なごはん記録になっちゃうとは思うんだけど、一応、新たなカテゴリにしてみる。

 そんなわけで、【おうちでごはん】の初回は、昨夜の晩ごはん。

★ザーツァイと大根とにんじんのフェデリーニ
★高野豆腐とトマトと落としたまごの中華風味スープ
★茹でたソーセージ(わさび醤油で)


 私が使うロング・パスタは、96%くらいの割合で1.4mmのフェデリーニ。どうしてかって、茹で時間が短くて済むから。4分でいいよ。乾麺のロング・パスタの茹で時間は、パッケージの表示に従うと、アルデンテを通り越して茹ですぎになっちゃう可能性が高い。1.4mmだったら4分、1.8mmだったら8分。小数点1桁の数字が、たやすいアルデンテへの目安。

 みじんに刻んだザーツァイ+七味唐辛子+すりごま+ごま油とオリーヴ・オイルをちょびっとずつ+ほんのちょっとの京風だし ― これらを混ぜ合わせた中に、茹でたてのパスタを放り込んだだけで美味い。ザーツァイってえらい。

 パスタを茹でるとき、千切りにした大根とにんじんも加えてパスタと同化させる。少なめの炭水化物でもおなかいっぱいになるように、野菜で増量計画。真のダイエッターならパスタなんか食うな、って感じなんだけど、真じゃないから。中途半端に我慢が利かないの。

 大根やらにんじんやら麺やらがぐるぐる渦巻くお湯の中に、ソーセージも放り込んで一緒に茹でちゃった。片手鍋ひとつでも、ひとり分ならこんな暴挙もできる。いつもなら粒マスタードで食べるソーセージだけど、今夜はわさび醤油の気分だったの。